この週末は、義理両親宅に
泊まりで遊びに行っていました。
私たち家族4人と、
そして、主人の一番下の
29歳の弟。
主人は3人男兄弟の
長男です。
そして・・・・
その義理弟の彼氏？！も一緒です。
そうなんです。
義理弟は、ゲイなのです。
その彼との付き合いも
かれこれ、5年にはなるでしょうか。
私が主人と知り合ったときに
あった時は、
義理弟はまだ17歳でした。
主人とは違い？！
青い目をしていて
かわいく、またかっこよくて
私は目がハ－トになっていました。（笑）
「 彼女いないみたい・・ 」
と義理母はずっと話していました。
そして、17歳のいい大人の男性が、
ぬいぐるみなど好きで、
彼の部屋にはたくさんの
ぬいぐるみ達。
そして、スイスに近い
田舎から家族で
パリに引越してきたのは
12年ほど前でした。
パリに引っ越してきて
大好きなディズニーランドとの
年間パスを購入し、
よく遊びに行っていました。
なんだか不思議な感じがしていて、
主人と私は、
「 もしかしたら・・・ 、そうかもしれないよね～。 」
と話していました。
ある日、家族で大騒ぎ。
お義母さんが、義理弟の彼氏か？
好きな男性か？
詳細は分かりませんが、
お家に遊びに来ている所を、
鉢合わせしてしまったのでした。
どのような場面に遭遇したかは
分かりませんが、
何やら、疑うのに
値する場面に遭遇したようでした。
それから、カミングアウトした
義理弟。
それでも、しばらくは
お義父さんには言えずに
いたようでした。
家族間で嫌な空気が流れていました。
それから時間が過ぎ・・・
フランスだと、
普通に、ゲイカップルに道で
遭遇したり。。日常のひとこま。
別に珍しいこともありません。
そして、
ゲイの人口も多いので、
必然と友人、同僚などにいます。
自然と会話の中に、
そんな方たちの話題がでることもあります。
義理父は普段から、
ゲイカップルに対して
少し差別的な事を口にしていました。
なので、
なかなか、義理父の耳には
いれられなかったのでした。
ところが、思ったより
平気で、親子喧嘩や
勘当とかも視野にあったのですが、
そんな雰囲気にも
なりませんでした。
そして初めての彼氏を、
私達家族に紹介されたのでした。
洋服の販売をしている人で、
背が高く、素敵な男性。
たまには、モデルとしても
バイトをしていると。
かっこよくで見惚れるほどでした。
親として内心はショックだった
と思いますが、
割とスム－ズに受け入れて、
ゲイの彼氏も家族の
集まりがあると、
参加していました。
それから
義理弟は、大学を卒業。
そして、ゲイが多い業界で有名な
客室乗務員になりたいと！！
フランスでは国家試験である
CFSという資格を自分でとったり。
目が悪いので、レザ－で視力
回復の手術をしたり。
努力していましたが、
中近東の会社には採用されていたようですが、
フランスの航空会社の採用はありませんでした。
その後、アルバイトのような
仕事を、色々やり、
試行錯誤を繰り返していました。
そして、
航空会社の不況で、
客室乗務員の採用が長い間なく、
諦めたのか、大学に戻って
学校の先生になると
言い始めました。
二人目の彼氏の影響もあり、
再び復学したようでした。
彼氏のお母様が学校の
先生でもあったようで、
先生になるための試験の時には、
いろいろ対策用に、
教えてもらっていたようでした。
そして、
念願の中学校の先生になり、
2年目の新学期が始まったところです。
パリのム－ランル－ジュの近くの
最上階にアパルトマンを購入して、
そして、その彼氏もすぐ隣に
アパルトマンを購入しました。
その間に、
義理弟カップルたちは、
パックスをしました。
パックスとは？
パックスの利点は、
結婚のような複雑な手続きが必要がない。
税控除や財産権など
結婚と同じような法的権利を
得られるのも魅力のようです。
もとは結婚が認められなかった
同性カップルの為に作られた法的制度でした。
離婚の多いフランス。
離婚の際、弁護士をたてて、
調停手続きをとり……
時間もお金もかかることから
パックス制度を利用して、
事実婚が増えています。
ちなみに、
もう一人の
義理弟も、彼女とパックスしして
一緒に住んでいます。
結婚を躊躇する若いカップルにとっては、
パックスでも十分な制度では
あると思います。
昨夜の食事の際に、
何の話からか、
主人が義理の弟に、
「 結婚は？ 」
と持ち出したのでした。
急に、顔を赤くさせて、
恥ずかしそうに、Tシャツを
引っ張り頭を覆い隠れていました。。
そして、、、、
「 来年の7月21日の土曜日は
パリにいる ？ 」
と皆に聞くのでした。
「 えっつ !! 」
「 結婚するの？？！！ 」
家族皆が、一斉に質問攻めで、
皆の声が重なり、
よく何が話されてるか分からない状態。
何やら・・
すでにパリの9区の市役所に
結婚式の予約も済ませていたのでした。
まさか、結婚する予定でいたとは
知らなかったので、
家族皆で驚きでした。
既に決まっていたので、
皆に話そうと、
この週末、どのタイミングで話そうかと
思っていたようでした。
主人がいいタイミングで
話を持ち出したのでした。
なんだか恥じらいながら、
皆に嬉しそうに
報告する義理弟。
恋愛している女性と
全く同じです。
なんだか、可愛いな～と思いました。
来週で30歳になる義理弟。
そんな区切りもあり、結婚を
考えたのかもしれません。
ちなみに、彼氏は、年上で36歳です。
嬉しい報告に、
既にさんざんシャンパン、ワインと
飲んだ後でしたが、
また、お祝いのシャンパンを
開けたのでした。
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