フランスの新学期  小学生で落第、留年、飛び級 | 世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員 ~パラレルキャリアでアラフィフでもやりたいことは全部やる!モットーにフランス田舎から発信~

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転職5回 解雇2回を経験。30代で海外就職するまでの長い道のり。ママになっても、アラフィフでも、『やりたいことは全部やる!』モットーに、チャレンジ現在進行形!ポジテイブエイジングを意識しながら、気取らないフランスの日常・子育て奮闘を綴ってます。

フランスでは

昨日から新学期が始まりました。


 

8歳のお兄ちゃんは、CM1

(フランスでは4年目になります。

日本では3年生です。)


 

5歳の娘は、GS(GRAND SECTION)

年長さんになります。


 

私たちが住んでいる地域は、

どんどん新しいマンションが建ち、

子供の数が増えています。


 

新しい地域で、

もちろん学校もなかったので、

新しく学校も開校されました。


 

公立ですが、

私たちが住んでいる、

マンションの隣は

英語に力を入れている、

フランスでは初の試みの

幼稚園、小学校があります。


 

6年ほど前に開校した、

この学校に入れたくて

引っ越ししたのですが、

残念ながら、

空きがなく入れませんでした。


 

歩いて10分くらいの所に、

別の公立学校、

こちらは、サイエンス、

理科に力を入れた学校で、

2014年に開校しました。

 

こららは、

現在定員オ-バ-になり、

同じ地域に、

3つ目の学校を開校すべく、

工事が始まっています。

 

 

こちらは、コンピュ-タ-など

に力を入れるようみたいです。

 

 

 

息子、娘が通っている

理科の科目に力を入れている

学校は、屋上も広く、

環境にも気を使っており、

屋上は緑がいっぱいです。

 


そして、屋上でニワトリも

飼育しており、

子供達でお世話したり、

卵をとりにいったり。


 

そして、幼稚園、小学校

両方のクラスで、

幼虫を飼育して、

さなぎ、蝶になる成長の

過程を勉強したり。

 

 

 

日本では当たり前に

植物を植えたりしますが、

フランスでは珍しく、

クラスで、種類の違った

植物を育て、観察しています。


 

学校のプログラムには

非常に満足しています。


 

新学期が始まり、

昨夜、息子と新しい先生、

クラスの友達について

話をしていた時です。


 

「リオネル君は、落第、留年したんだよ。

そう、アリヤちゃんも・・」


 

そうです。

ちゃんと勉強についていけないと、

小学校から落第、留年してしまうのです。

 

 

去年も、落第してきた友達が

一人いました。

日本でいうと、小学校2年生の時です。

この子は、先生を噛んでしまったとか・・

行動に問題がある子でした。


 

通常は、小学校は

親、もしくはシッタ-さんが

送迎しますが。

この子は、一人で帰宅しています。

 

 

家庭環境が、

やはり影響しているのかな・・

と心配していました。


 

確かに、授業について

行けない子供がいると、

他の子供たちの

授業を進める際に、

影響が出てきます。


 

でも、小学校、2年生、3年生。

7.8歳の年齢で既に留年。


 

子供自身も、自分は勉強ができない。

というレッテルを周りからも、

そして自分にも貼ることになります。


 

お友達は進級していくのに、

自分だけ年下の子供達の

クラスを共にします。


 

子供の精神状態に、

どういう影響を与えるのだろう・・


 

そう思うと、心配になります。


 

小学校で既に、フランス語に問題、

算数に問題がある。

 

 

担任先生、校長先生も

留年を認め、実行する。


 

子供の将来を、既に

つぶしてしまうのではないか・・

と個人的に心配になります。

 

 

まだ夢と希望がたくさん

あり、勉強が楽しいはずの

年齢です。



 

何とか、皆が下校した後に、

担任先生が補習授業でもして

同じクラスのメンバ-で

進級することはできないのだろうか?


 

フランスだと、

先生たちも、仕事と割り切り、

必要なこと以外はしないでしょう。

自分が大変になるだけです。


 

日本だったら、

情熱のある担任の先生が

何とか時間を作り、

面倒をみるような気もします。



 

それと反対で、

去年の9月の新学期には、

息子と同じクラスメ-トは、

飛び級で一学年持ち上がりました。


 

息子、息子の友達に聞くと、

飛びぬけるほど、

勉強もできたわけではないよう。


 

皆、不思議に思っていましたが、

お母さんが、飛び級させたく

学校に働きかけていたようでした。



 

去年の学年の途中では、

先生からのアドバイスで

一人進級した子もいました。


 

この子は、本当に

頭の良い子で、授業に

退屈してしまうくらいだったようで、

学校の判断で進級させたそうです。


 

アメリカなども、

飛び級など話は聞きますね。


 

日本と、海外の学校のシステムの違いを

じかに感じました。


 

ただ、小学校から留年した子供たちが、

将来、高校まで進めるのでしょうか。

義務教育ではありますが、

学校のシステムからこぼれた子供達。


 

話していると、まだ無垢で

かわいい子供達です。


 

そういう子供たちが、

将来、行き場がなくなり、

仕事もみつけられず、

犯罪、テロなどに加担する・・

ちょっと大袈裟かもしれませんが、

何となく・・・

そういう可能性もあるのかもしれない。

と思いました。


 

飛び級という、

個人の能力を生かす良いシステム。

長所がある中、その陰には、

できない子供たちは、落としていく・・

そんな短所が存在する。

 

 

どうにか、ならないものかと

切に思います。


 

去年、学校の課外授業で美術館の

付き添いをした時、


 

アフリカ系フランス人で

私に身長も体重も追いつきそうな、

アリ-ヤちゃん、


 

「将来何になりたいの?」と

質問した時に、


 

「アニマタ-(学童保育指導員)になりたい!!」


 

と目を輝かせながら答えてくれた、


 

アリ-ヤちゃんの笑顔を思いだすのでした。

 

 

 

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