Real ~僕の選んだ未来~ ① | miraeの未来予想図

miraeの未来予想図

原作&韓国版イタkiss(+日記)が大好きで、日記のその後を妄想してお話書いちゃいました。(≧∇≦)

※イタキス好きな女子(女性)はWelcome
男性の方はごめんなさい(>ω<)お断りさせていただきます

※Real  =【訳】本当の、現実、真に迫った



〈 Real  ~僕の選んだ未来~ 〉

目覚めると、隣に妻の姿はなく、 着替えをすませ、一階へ降りていくと、 キッチンから香ばしいパンの匂いがする。

ヘラ:“おはよう、あなた”

ユリ:“お父さまおはよう”

スンジョ:“おはよう。”

目の前に差し出されたのはイングリッシュブレックファースト

新聞を開くと一面にはスンジョの写真。
『Mソフト世界を席巻!N社と提携、新型ゲーム機の開発に着手』

ユリ:“お父さま来週のバイオリンのコンクールはきて下さる?”

スンジョ:“どうかな…。”

ヘラ:“お父様はお仕事が忙しいんだから無理を言ってはダメよ。ユリ”

ユリ:“はい、お母さま。ごめんなさい、お父さま。”

ヘラ:“あなた今日は2時からN社との打ち合わせだったわよね?“
“おじい様が午後から会社の方にいらっしゃるって仰ってたから新作のゲーム機のこと、私から相談しとくわね。”

スンジョ:“あぁ。そうしてくれ。”

ヘラ:“それと夕食はおじい様と一緒にどこかに出かけない?ユリにも会いたがってたし。”

スンジョ:“先方との打ち合わせ次第だが、なるべく行けるようにするよ”

ヘラ:“そうだ!今朝の新聞にハニんとこのお弁当屋さんが載ってたわよ。”

“ずいぶん人気があるみたい。 うちと違って小さな記事だったけど、まぁ、あの子にはお似合いよね。”

スンジョ:“………”

ヘラ:“じゃあ私、ユリを学校に送ってから出社するから、また後でね。”

ユリ:“お父さま、いって参ります。”

スンジョ:“ああ。気をつけて。”

ヘラと結婚し、お祖父様に援助していただいたゲームも売れ、会社は持ち直した。
オヤジには治療に専念してもらうため、そのまま引退してもらって、俺がMソフトの社長になった。

ヘラも副社長として俺をサポートしている。

美しく聡明な妻。
妻によく似た優秀な娘。
会社もうまくいっていて、予定通りに進む平和な日々。

だが、俺の心は満たされることはない…


♪~(携帯の着信音)

スンジョ:“もしもし”

ウンジョ:“あ、兄さん?僕だけど。”

スンジョ:“どうした?”

ウンジョ:“今度父さんと母さんと旅行に行こうと計画してるんだけど、兄さんも義姉さんとユリを連れて一緒にどうかと思って。”

スンジョ:“悪いな。忙しいんだ。3人で楽しんでこい。”

ウンジョ:“…わかった。じゃあまた次の機会に。”

スンジョ:“あぁ。またな。”


ヘラとの結婚を決め、ハニが出て行ったあの日から、おふくろは俺と口を聞かなくなった。

だから俺は家を出て、会社とヘラの自宅の中間地点に新居を構えた。

ユリが生まれたことで状況は変わるかと思われたが、おふくろは会いに来なかった。
俺を女装させてまで望んだ女の子なのに、出産祝いを送ってきただけだ。


コーヒーを飲みながら新聞に目を通す。
見落としてしまいかねない小さな記事。
『人情味溢れる街のお弁当屋さん』

久しぶりに見るハニの姿。
ずいぶん痩せたな…。
笑顔のハニ、その隣にはハニそっくりな小さな女の子を抱いたジュングが笑ってる。

新聞をゴミ箱に投げ捨て、俺は会社に向かう



《会社》

朝礼を済ませ、秘書から昨日の報告を受ける。

社長室に入ると、デスクの上に今日の新聞が置かれている。

さっき見たあの写真を思い出し、胸がざわつく


何を今更…

オヤジの会社を継ぐことも、ヘラとの結婚も、
全て自分で選んで決めたことだ。 これが最良の選択だった。

…だけど…時々思ってしまう

もし、あのとき、ヘラではなく、おまえを選んでいたら…



«コンコン»(ドアをノックする音)

スンジョ:“はい。”

秘書:“社長、お時間です”

スンジョ:“わかった。すぐ行く。”


考えるだけ無駄だな。
あいつと俺とはもう住む世界も違う。
二度と会うこともないだろう



to be continue…