《自宅》
スンハ:“パパ大丈夫?どこか痛いの?”
心配そうな顔をして寄ってくるスンハ。
スンジョ:“イヤ、大丈夫だ。どうしたんだ?急に。”
スンハ:“パパ、なんだかいつもと違うんだもん。”
!!
スンジョ:“そうか?ちょっと疲れているのかもな?”
スンハ:“!”
“ちょっと待ってて”
そう言うとスンハはキッチンに向かった。
スンハ:“はいパパ♡疲れてるときは甘いものがいいんだって♡スチャンじぃじが言ってたよ”
持ってきたのはレンジで温めたホットミルク。
スンジョ:“ありがとうスンハ。”
一口くちをつけると、
ほんのりとした甘さと温かさが広がっていく
スンハ:“元気になった?”
スンジョ:“あぁ。”
スンハ:“よかった♡”
かわいいスンハ。
優しいおまえはきっと何か感じとったんだろうな。
自分を偽るのは得意なはずなのに、どうしておまえたちにはわかってしまうんだろうな?
だが、おまえの前ではいつだって頼れる父親でいたいから、おまえについた小さな嘘を許してくれ。
母親譲りの優しさを持った俺の自慢の娘。
子供ながらに俺を気遣うその優しさがありがたくて、こんな俺だけど、おまえの父親であることが誇らしい。
《2人の部屋》
机に向かうスンジョ
そんなスンジョをなにも言わずに抱きしめるハニ
スンジョ:“なんだ。”
ハニ:“あたしの前では無理しないで”
スンジョ:“…。”
ハニ:“スンジョくんのおかげで、ポンナムはお父さんとお母さんの待つ家に帰れたの”
“ミニョンだって、他の子達だって、入院してる子供たちはみんな、スンジョくんが大好きで、あなたのことを信じてる。”
“スンジョくんの思いは、ちゃんとあの子たちに届いて、あの子たちを笑顔にしてるの。”
“だから自分を責めないで…”
“一人で重荷を背負い込まないで。
せめてあたしには一緒に背負わせて欲しいの”
背中から伝わる温もりが言葉とともに俺を包んでいく気がした。
小さなお前に包み込まれるような不思議な感覚に、抵抗するどころか、ずっとこのままでいたい気さえする
おまえはいつだってそうなんだ。
俺がどんなに隠したって、俺の心の暗闇に気づいて、すぅっと入ってきて、俺の心を癒してくれる。
俺以上に俺の気持ちをわかってくれるハニの気持ちが嬉しかった。
海のように大きな愛でどんな俺も包み込んでくれる。
おまえが俺のそばにいてくれることが、おまえの存在すべてがありがたくて仕方なかった。
おまえたちの優しさが、俺にどれほど力を与えてくれているか、おまえは知っているか?
闇夜を照らす月のように、優しい光で俺の進む道を照らし続けてくれるおまえ。
おまえがいるから、俺はどんな暗闇の中でも恐れず前に進むことができるんだ
挫折と後悔。
俺が選んだ医師の道は、こんな事の繰り返しかもしれない。
だが、俺は1人じゃない。
俺を信じて待ってる患者がいるから。
いつも寄り添ってくれる家族がいるから、
どんなに苦しくても、俺はきっとこの道を進み続けられる。
to be continue…