小林幸子 - 風といっしょに[ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 MV-ED][1998]
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1998年9月3日発売。63枚めのシングル。
最高位17位 登場週数19週
CD/レコードベースでは小林幸子史上5番目の売上。
最大ヒット曲[おもいで酒][1979]のミリオンセラーから
[とまり木][ふたりはひとり]と連続ヒットさせるも、
すぐに停滞期に入り、1987年[雪椿]が久々のヒットとなりました。
[雪椿]は最高位23位・登場週数104週を誇る、化け物です。
この[雪椿]から11年後、[風のように]が出されヒット、
小林幸子では初の演歌ではない楽曲でのヒットとなりました。
トップ20入りは、ブレイク期の[ふたりはひとり]以来実に18年ぶり。
この18年間でトップ50入りしたものは20作中2作。
そして、[風のように]以降、35作中2作しかトップ50入りしていません。
[千本桜]は受けたものの、所詮はボカロの名曲として
評価が定まっていた曲を歌ったに過ぎません。
※ちなみに。2019年公開[ミュウツーの逆襲 EVOLUTION]では
中川翔子とのデュオヴァージョンが主題歌になっており、
最高位5位・登場週数6週を獲得しています。名曲は位前でも名曲なのです。
というわけで。
前置きが長くなりましたが、[風といっしょに]の話をします。
これは、昨日の[ゴスペラーズ - ひとり]と同じように、
[NHKのど自慢]でゲスト登場した際に、小林幸子が歌唱していました。
ポケットモンスターの数ある主題歌の中でも、
この[風といっしょに]は、とても人気があり、評価も高いように感じます。
[ミュウツー]というポケモンが、一種ポケットモンスターという作品全体での
象徴的なものということもあるのでしょうか。
私はポケットモンスターには詳しくはありませんが、
ミュウツーがどれだけ特別なものかはなんとなくわかります。
現に、2019年にはリメイク版が公開されているのですから、
私の感覚は間違っていないと思われます。
そして、小林幸子としてのヒットとしても指折りになりました。
[ポケットモンスター]というハイブランドが大きな力になっています。
アニメソングとしても[ポケットモンスター上位に入る名曲]ですが、
[小林幸子の代表曲]としても、十分に扱うことが出来ます。
[おもいで酒]が150万枚を超える大ヒットになったことから、
2作続けてヒットはしているものの、[おもいで酒]が前に出て、
同時期が世代だったり、よく演歌を聞いていた人でも覚えているかどうか。
その分、[風といっしょに]が時期が独立しており、
聴いている世代もガラリと変わります。
[おもいで酒]と[風といっしょに]が、小林幸子の曲の知名度の高さを
世代まるごと二分するのではないでしょうか。