My Little Lover - DESTINY[WITH LOVE DR-ED][1998]
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1998年5月13日発売。11枚めのシングル。
最高位4位 登場週12週
1998年度年間46位[累計売上約53万枚]
My Little Lover史上6番目の売上。
但し、My Little Loverは既に売上が底を打っていたので、
50万枚まで持ち直したことを考えると、
1995~1996年の連続ヒット曲よりも、楽曲の価値は高い
次シングル[Crazy Love/Days]の最高位11位が物語る
よく、1996年以降のMy Little Loverから
こんなストレートなラブソングが出てきたものだ、と
だったら、こういうのを前に押し出してほしかった。
これは、1996年以降のMy Little Loverの中では、
別格に名曲です。素晴らしい曲だとおもいます。
歌詞にせよ、メロディにせよ、
聴いた人を泣かせにかかっていることが分かります。
切なさ全開で、感動を呼ぶことしか考えていない。
あまりにベタすぎて、狙いすぎで、だから良い。
こういうのがMy Little Loverの醍醐味の一つで
AKKOのヴォーカルを活かしきる曲だと確信します。
これだけ特別良い曲だと感じさせてくれたことは、
私以外の人にも言えたようです。
ドラマの効果も一際あったのだとおもいます。
視聴率の高さや当時の評判の良さを見ると、
[Private eyes][空の下で]の10万枚台前半という
停滞ぶりを吹き飛ばすヒットになったことの理由が
よく理解できます。
ドラマタイアップの効果を強く感じます。
これぞ1990年代です。
ただ、My Little Loverの地力が下がっていたのが、
この[DESTINY]を50万枚止まりにしてしまったとも言えます。
My Little Loverがまだまだ流行りの一線で、
チャートを席巻している状態なら、もっと爆発していたとおもいます。
ただ、売上だけがのちになって残る、
評価させるかを決めるわけではありません。
My Little Loverが弱りきっていたここで50万枚も
シングルを売ることが出来た底力。
他のMy Little Loverの曲は持ち合わせないものでしょう。
個人では、My Little Loverの曲では
[Hello,Again]とともに残ってほしいです。
[Hello,Again]ばかり目にする機会がありますが、
[DESTINY]も同じくらい、表舞台に出てほしいと願います。
心底、名曲だとおもいます。