福山雅治 - 泣いたりしないで[わかば DR-OP][2004]
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2004年12月1日発売。19枚目のシングル。
最高位1位 登場週数20週
2005年度年間46位[約20万枚]
前作[虹]が2003年度年間3位[約90万枚]のヒットだっただけに、
この成績の落ちように驚かされた。どうした、福山。
福山雅治のシングルでは32枚中19番目の売上。
2000年代のシングルで[泣いたりしないで]以下のシングルもかなりあるため、
この曲が特別悪いわけではないが、急落のインパクトが強く残っている。
2001年のアルバム[f]以降、
福山雅治のアルバムの発表が滞ります。
むしろ、アルバムを制作しているかも疑問な時期が出てきます。
このシングルもまた、そんな[アルバムを作る気ないだろう?]と
思える時期にあたります。
この[アルバム作る気がなかった]ことが
2006年に[5年モノ]という、
2003~2006年に発表した4シングルに収録された
表題曲とカップリング全てで埋めたアルバムを出したことでした。
2003~2006年のシングルが、タイアップがついたことから、
すべてが両A面[虹は3曲A面]でした。
タイアップ用に書き下ろされた曲なので、
アルバムを意識した楽曲にはなっておらず、
結局、発表曲が溜まったから整理がてらアルバムを出しましょう。
この[5年モノ]というアルバムには、
福山雅治のミュージシャンとしてのやる気はいかほどか、
非常に疑問を感じてしまいました。
一応、このアルバムはオリジナルアルバム扱いになっているようですが、
個人的には[企画アルバム]という認識になっています。
成績面でも、2009年に発表された
オリジナルアルバム[残響]に負けており、
あまり歓迎されたアルバムではなかったこともわかります。
福山雅治の作品の発表のまばら具合は、
2000年代に入って顕著になります。
そのため、私もいつ、何が出たのかをあまり把握できていません。
気づいたらシングルが出ていた、という感覚でした。
ディスコグラフィを見ても、
[シングルがこんな感じで出てたんだ]という感想を持ちました。
発表についていけてたのはこの[泣いたりしないで]あたりまでになっています。