1995年年間シングルチャートでは、
なんとミリオンセラーが28も出るという、異常事態になっていました。
その28シングルを私は全て覚えています。
そして、惜しくもミリオンを逃した曲も少々。
そう、この[碧いうさぎ]と[涙がキラリ☆]は惜しくもミリオンを逃した面々なのです。
[碧いうさぎ]は年間29位、[涙がキラリ☆]が年間30位なのです。
このつながりで、私は記憶をしていました。
この曲については、
以前酒井法子の[1億のスマイル]の記事を書いた際、少々触れています。
酒井法子がアイドル自体に記録したシングルの売上は、
最高でも、10万枚売れたことがありませんでした。
そして、1990年代、アイドルから脱却してからも、
歌手としてあげられた戦績は、芳しいものではありません。
その中、突如生まれたのが、この[碧いうさぎ]です。
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主演ドラマ[星の金貨]は、初回は視聴率1桁台という
1990年代ドラマでは考えられない低調だったものが、
最終回には、20台中盤まで上がっていく、
作品への注目の過熱ぶりを伺わせます。
そして、そのドラマのヒットに合わせるように、
この[碧いうさぎ]もロングランを遂げていきます。
最高位5位ながら、30週のランクインにより、
ミリオンにわずか0.3万枚に迫る、酒井法子異例の大ヒットとなりました。
作曲は言わずとしれた、ビーイングの隆盛に大きく貢献した織田哲郎。
ビーイングや、相川七瀬の楽曲の他にも、
大ヒットを残しているところはさすがです。
ただ、この楽曲は、ビーイングへの発注の仕事だったようで、
実質ビーイングの楽曲、ということにもなってしまうのですが。
あと。
この曲について、頂けない情報が一つ。
2009年に、酒井法子が覚せい剤取締法違反の逮捕の際、
楽曲配信停止がなされる前に、この曲のダウンロードが殺到したそうで、
同日のデイリーチャート1位を獲得したそうです。
逮捕劇が、プロモーションになるって一体・・・・・・・。