VA - ハッピーマテリアル[1月][魔法先生ネギま! TV-OP1][2005]
2005年2月16日発売。
最高位8位 登場週数17週
VA - ハッピーマテリアル[2月][魔法先生ネギま! TV-OP2][2005]
2005年3月2日発売。
最高位11位 登場週15週
VA - ハッピーマテリアル[3月][魔法先生ネギま! TV-OP3][2005]
2005年4月6日発売。
最高位5位 登場週数11週
VA - ハッピーマテリアル[4月][魔法先生ネギま! TV-OP4][2005]
2005年5月11日発売。
最高位3位 登場週8週
VA - ハッピーマテリアル[5月][魔法先生ネギま! TV-OP5][2005]
2005年6月8日発売。
最高位4位 登場週数6週
VA - ハッピーマテリアル[6月][魔法先生ネギま! TV-OP6][2005]
2005年7月6日発売。
最高位3位 登場週数7週
VA - ハッピーマテリアル[最終回][魔法先生ネギま! TV-OPL][2005]
2005年8月3日発売。
最高位9位 登場週数6週
というわけで。
2004年に12ヶ月連続キャラクターソングCDの発売を敢行した
[魔法先生ネギま!]はテレビアニメでもやってくれています。
毎月OPが[ハッピーマテリアル]のヴァージョン違い
[歌唱者とアレンジ違い]になっており、
すべてをシングルで切ったのでした。
この[毎月主題歌を変える]手法は、
当時のアニメ業界にとっては画期的であり、
[いかにして主題歌CDを売るか]を考えた
悪言い方をすれば[下世話な戦略]を建てました。
今では、毎週EDが変わるような仕様のものも当たり前になっていますが。
この戦略を打つ際、テレビ局側に
テレビ局から[主題歌を毎月変えるのは[CDの]プロモーションになるから駄目だ]
と、キングレコードは言われたようです。
アニメタイアップなんて、1990年代で大いに活用され、
CDを売る戦略に使われるのが当然になったにも拘らず、
タイアップとしての利用をテレビ局に拒否されるのは、
何とも時代錯誤なことです。
確か、[魔法先生ネギま!]はテレビ東京系列での放送だったです。
他のソニーのアニメも割と高い頻度で
主題歌が変わってたのですが、そちらは良かったのでしょうか。
この戦略ですが、これまでのアニメソングにはなかったこともあり、
アニメファンには肯定的に、2004年にキャラソンを散々叩いた連中は否定的に、
良くっも悪くも話題になり、お祭り状態になります。
5月か6月発売分あたりでは、初動記録で3万枚を超えるようになり、
首位を取るだとか、チャートとは無縁の深夜アニメにおいて
大ヒットをもたらしたこと[しかも声優歌唱によるもの]は、
2006年[涼宮ハルヒの憂鬱]のヒットの前段階、
深夜アニメ[オタクアニメ]の隆盛の下地になったと言えるかもしれません。
やはり[涼宮ハルヒの憂鬱]の起こした革命から語られる現在のアニメ業界。
ただ、その前にも、強烈な個性を放ち、ヒットを送り出した奇策があったこともまた、
注目し、記憶に残しておく必要があると思います。
この[ハッピーマテリアル]は、
7枚の売上の合計は30万枚を超えます。
これは、同年の年間チャートのトップ20に入るレベルです。
このアレンジ・歌唱者をバラバラにする戦略で
オリコンチャートに殴り込みをかけたのを2006年以前で起こした、
これもまた、価値のある事実だと言って良いと思います。