[ネギま!麻帆良学園中等部2-A 5月 近衛木乃香収録]
アニメ[魔法先ネギま!]のイメージソングとはなるものの、
テレビアニメ放送開始前に発表されているため、
今回は、[魔法先生ネギま!]の表記はしません。
2004年2月25日発売。声のクラスメートシリーズ第2弾
最高位14位 登場週数13週
CD上で5月で、発売日が2月とズレがあるのは、
CDは学年度に合わせているのに対して、
CDの発表は2004年中に行う予定になっていたためです。
TVアニメシリーズが、2005年1月から開始になっていることから、
2004年中に[声のクラスメートシリーズ]を
完結させる必要があったのでしょう。
[野川さくら][中原麻衣][野中藍]を紹介しようと思い、
筆を進めていました。
[野川さくら][中原麻衣]が歌手個人名義であるのに対して、
[野中藍]がキャラクター名義の曲を書いている理由は、
[野中藍]が個人名義でしているシングルが、
一切アニメ主題歌になっていないことが挙げられます。
更に言うと、野中藍が歌唱したキャラクターソングでは、
突出した結果を残しているのが、
この[声のクラスメートシリーズ]です。
そして、この[声のクラスメートシリーズ]は
某掲示板で物議を醸すことになります。
[声のクラスメートシリーズ]は、
魔法先生ネギま!がアニメされる前の発売だったからか、
初弾からしばらくは初動記録は低めに出ていますが、
[声のクラスメートシリーズ]の認知が高まったことで、
シリーズが進むたびに初動記録が上がり、
ピーク時には2万枚を超えるようになりました。
[ただ、累計売上ではどのCDも同じレベルになった]
そうなると、オリコンチャートでもトップ10に
かなりはいってくるようになります。
トップ10に入ると、チャートを見る音楽ファンの目にも入ります。
そういう音楽ファンにとって、オタクが買う事でチャートに入ってくる
[声のクラスメートシリーズ]が非常に目障りだったのでしょう。
某掲示板の評価が軒並み最低を入れる人間だらけになり、
評価のコメントにはさんざんな罵倒の言葉が並びました。
オタクが買うものは音楽じゃない、とでも言いたげでした。
2000年代前半では、1990年代に続き、
アニメファンはオタクを見下げられ、人権なしという風潮でした。
その空気がそのまま現れたのは、
この[声のクラスメートシリーズ]騒動となるのです。
私としては、アニメ放送前なのに、
よく、キャラクターソングのCDでここまで高い売上を出せたな、
ととても感心しています。
2004年と現在では、CDを買う文化に対する考え方や環境に違いがあり、
一概には比べられませんが、この初動2万枚、累計3万枚という成績は、
キャラクターソングの常軌を逸していると考えられます。
この2004年の嵐は何だったのでしょうか。