ChouCho - DreamRiser[ガールズアンドパンツァー TV-OP][2012]
2012年10月24日発売。5枚目のシングル。
最高位41位 登場週数13週[2位タイ]
4枚目[優しさの理由] 7枚目[starlog]と
同時期にヒット曲が集中している。
[starlog]に続く、ChouCho第4ヒット。
但し、数値上でしかなく、
事実上の第1ヒットとすら言える。
ガールズアンドパンツァーは、
放送開始時には、そこまで注目される作品ではなく、
人気が出始めたのは、中盤から後半以降になってからです。
そのため、発売された週[アニメ放送は第4話まで]では、
そこまで、多くの視聴者を取り込めていませんでした。
シングル発売後に、にわかに話題作となり、
放送終了後に視聴されるケースが多くなりました。
実質、2012年秋クールのアニメでは、
最も視聴されたアニメと言っても過言ではありません。
ガールズアンドパンツァーは、
多くの視聴者を獲得できたため、
主題歌だった[DreamRiser]もまた、
アニメファンに広く浸透していきました。
登場週数13週が証拠の1つとしてあげられます。
テレビアニメで獲得した人気を持って、
2015年には映画が制作されます。
そして、この映画がガールズアンドパンツァーという作品の
本領を発揮することになるのです。
それは、次の映画主題歌の話に続けていきましょう。
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最後に余談をしておきましょう。
この作品は第2次世界大戦時に使用した戦車を改造し、
様々なルールで対戦をする[戦車道]という競技がテーマで、
ガールズアンドパンツァーの世界では、
メジャーなスポーツとして、広く知れ渡っています。
この事実が前提にあり、作品が成り立っています。
物語の発端が、[戦車道]の高校生の大会にて、
主人公が、川に落下したチームメイトを助けた結果、
敗戦を喫し、学校にいられなくなったところから始まります。
そこで考えるのは、川に落下したチームメイトです。
主人公が助けなくても、大会運営が助けるのか、
もしくは、大会運営が無視するのかで、
責任の所在が変わります。
大会運営が助ける前提なら、主人公の判断は間違いです。
しかし、大会運営が助けないとなれば、
人命優先の考え方の主人公は正しいのです。
[ただ、落ちた人を出してしまった時点で
戦略の落ち度なので、敗戦は免れませんが]
主人公の行動を考えると、
試合中、運営は関与しないと考えるのが順当で、
死人が出ても、運営は意に介さないことになります。
これは、大きな問題です。
いくら[戦車道]なる競技が、メジャーな競技とは言え、
人命には替えられないはずなのです。
もし、死人が出たら、社会問題になります。
[戦車道]なる競技自体に、疑問が呈されることでしょう。
遺族からも、運営に対して民事裁判が起こされることでしょう。
それとも、競技に参加する時点で、
死んでも何も文句は言いません、
というような誓約書でも書かせるのでしょうか。
私は、まず物語の始まりの時点で、
上記の疑問が支えてしまい、
続きを見る気になるのに相当時間がかかりました。
面白い作品だったのは事実なのでよいのですが、
こういう、前提に矛盾を感じる始まり方や設定は、
何とか出来ないものか、と思わざるを得ないのでした。