アニメソング総選挙2020について[楽曲分析] | けーの暇つぶしブログ

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暇だなー、と感じながらなんか書いていきます。
コメントは解禁しますが、誹謗中傷は消します。
私は粘着する価値もない人なので、やるだけ無駄ですよ。

続けていきましょう。

分析し忘れたことがありました。

それは[年代別ランクイン曲数]です。

[アニメソングイントロにおける年代分け]※

でみていきましょう。

1989年以前 10曲

1990年代 5曲

2000年代前半 0曲

2000年代後半 5曲

2010年代前半 6曲

2010年代後半 4曲

※これは、発表された

 楽曲数のバランスで分けられます。

 分析にはより細分化する必要があるでしょう。

 

1989年以前 10曲

こちらは、かなり広い年代になる上に

ゴールデンタイムでアニメが放送していた

[アニメを見る機会が多い時期]だったことを加味して

1980年を境に分けてみます。

1979年以前 6曲

1980年以降 4曲

半々なので、バランスは取れています。

上に書いてみた年代の分析で言えば、

見事に数値が分かれているのが面白いです。

それに。

誰しもが知っていてもおかしくない、

名曲中の名曲が揃っていますよ。

これは素晴らしいラインナップです。

 

注目してほしいのが

○2000年代前半 0曲

この理由として

 

☆テレビ局がこぞってゴールデンからアニメを排除した

 →これにより、時期を代表する作品がなくなった

  1990年代に比べてポップスとしての

  ヒットのレベルが格段に下がった。

☆深夜アニメがトレンド化されておらず、

 オタクしか見ていなかった

→売上を出し、ヒットチャートを賑わせた作品もあったが

 所詮はアニメオタクによる動きでしかない。

☆この時代からアニメオタクだった人の中でも

 他の時代の曲と戦わせたら、この年代の曲は負ける。

☆朝帯アニメの数の減少と弱体化

 

大衆にしても、アニメオタクにしても

そっぽを向かれていた時代と言えるでしょう。

僕としても代表作を挙げるのに困る時代です。

こうも数値としてまざまざと見せつけられると

僕が困ってしまうことが当然のことだとおもえてきます。

 

2010年代後半 4曲のバランス

この4曲を見て

[ああ。やっぱりこの時代では

 アニメソングとして、ヒットしたものはほぼない]

が、真っ先に出ることです。

 

29位のブラッククローバーは

[ジャニーズファンが大暴れしただけ]

ブラッククローバー自体は

朝帯のアニメであることから、

[年層が上の人が見るとは思えない]

そもそも

[作品自体がヒットしている実感がない]

アンケートの結果が全てなら

[いま、ジャニーズで一番売れている[Snow man]に

 ジャニーズファンがここぞとばかりに入れた。]

これは、NHKが行った企画の傾向と全く同じです。

 

28位の[ソードアート・オンライン]は

2012年が第1シリーズであり、

[あくまで、継続して人気を保ち続けている]

と見ることができ、

2010年代後半固有のヒットとしては扱えません。

 

となると、残るのは2019年の2作ですが、

一番の疑惑は10位の[炎炎ノ消防隊]です。

こちらに。

昨年度のデジタルチャートトップ50の中に入った

[アニメソング]を挙げています。

[炎炎ノ消防隊]は44位です。

もちろん、高い数値でありヒット曲として

十分な数値だと思います。

しかし。他の作品と比べた場合、

深夜アニメ[もしくは深夜アニメが出自である]作品の

[Fate/stay night[Heaven's Feel]]

[ダンベル何キロ持てる?]に負けています。

そう。

歴代のアニメソングを押しのけて

トップ10に入る作品とはとても思えないほど、

相対的には悪い数値であるのです。

 

ポイントは[2019年]アニメであること。

直近のため、まだ作品熱が冷めてないのです。

そして。

曲をそこまで知らない10代の得点が高かったことから

[選択肢がない分、票が集中しやすかった]

ということも考えられます。

 

総じて。

[評価が定まっていない作品が

 一時的な熱で入り込んだ]と

見るのが正しいでしょう。

[売れることだけが、アニメソングの評価じゃない]

といわれそうですが

[では、なぜそこまで気に入った曲に金を出さない?]

と切り返します。

 

深夜アニメを見る層は、お金を出せる層です。

売れればいいというものではない、は

キッズアニメには通用します。

キッズにお金を出せというのは無理があります。

売っているという事実や知識もないかもしれません。

 

 

ですが、見ている年層を思えば

[買うことができる]のです。

高めの順位ではありますが、

それこそ、11位以下にいる

[うたプリ][化物語][ラブライブ!]発表時の

アニメファンの盛り上がりに比べた場合、

勝てないのはまず間違いないでしょう。

 

 

ここまでの話でおわかりでしょう。

[2010年代後半にヒット作などない]という事実を。

2010年代後半についても

僕としてもヒット作の列挙に窮してしまいます。

この点についても、

今回のアンケート結果がよく示してくれました。

 

 

各年代にランクインした曲数を見るだけでも

[今のアニメソングの扱われ方]が見えてきます。

[アニメソング玄人]を自認する僕と

同じ見解が出たことで、

アンケート結果に忠実にチャートを作った証であり、

僕を満足させるのに十分でした。

 

総合的なものが続きました。

ランクインした曲の各々を見て

[複数主題歌のある作品]における

[作品のファンの優先度]、

[作品の人気と僕の意識の差異]について、

色々と見ていきましょう。