リバイバルヒット。
CM出演者が歌唱するパターンで使用され、
ヒットチャートに再登場したのが、この楓です。
2017年ですか。もう4年以上も前なんですね。
これを聴くと、上白石萌歌は、あまり歌がうまくないな、
と感じられるのですが、気の所為でしょうか。
アカペラで歌うのは、やっぱりきついのでしょうか。
この使用による、デジタルセールスチャートに登場し、
具体的な長さは覚えていませんが、
相応に長い間、チャートインしていたのを覚えています。
1998年7月7日発売。19枚目のシングル。最高位10位。
アルバム[フェイクファー]からのリカットであったため、
発売当時のセールス面では、かなりの苦戦を強いられています。
収録アルバム[フェイクファー]が50万ヒットを遂げているため、
リカットで、売上を出すにはきつかったと言えるでしょう。
ただ、上記のようにCMで使われるだけあって、
いまや、[空も飛べるはず][ロビンソン][チェリー]と言った
ミリオンセラーにも戦えるくらいの人気曲になっています。
素直に、曲の良さがじわりじわりと広がっていき、
スピッツのファン以外からも、絶賛を受けるようになった、と言うことです。
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なかなか、ヒットチャート上位に食い込まないと、
知られる機会が少ないため、[楓]レベルのヒットが
後に、スピッツの他の曲を遥かに凌駕する、というケースは
殆ど起きたのを見たことがありません。
[楓]という曲の持つ地力は、私の理解の遥か上を行っています。
私としても、シングルで切られた当初でも、
スピッツの魅力が相当量詰まった、らしさ満載の曲だとは思っていました。
それだけに、リカットであるがゆえの、
売上の低さと息の短さについては、残念に思えました。
リカットではなく、通常のシングルで出せば、違った結果が出たでしょう。
アルバム[フェイクファー]の直前に出された
シングル[冷たい頬]も、良い曲ではありましたが、
アルバムのリード曲として、[フェイクファー]を引っ張るには
役不足だな、と思えただけに、[楓]の発売順序が違えば
アルバム[フェイクファー]への影響も大きかっただろう、
もっと、売上が伸びたのではないか、と思えてなりません。
最後にリブログ元との関係を書いておきます。
[君が思い出になる前に]から[楓]までのシングルが収録された[RECYCLE]が
ダブルミリオンを記録をしています。
ただ、このベストアルバムは、レコード会社が権利を行使して
スピッツメンバーの意図を無視して出したものであり、
後に、スピッツメンバーの意志により廃盤になっています。
その廃盤となる[RECYCLE]の発売後、
初となったのが[ホタル]というわけです。