スピッツ - 楓[1998] | けーの暇つぶしブログ

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スピッツ - 楓[1998]

 

リバイバルヒット。

CM出演者が歌唱するパターンで使用され、

ヒットチャートに再登場したのが、この楓です。

 

楓 スピッツ 上白石萌歌 キリン午後の紅茶CM・メイキング

 

2017年ですか。もう4年以上も前なんですね。

これを聴くと、上白石萌歌は、あまり歌がうまくないな、

と感じられるのですが、気の所為でしょうか。

アカペラで歌うのは、やっぱりきついのでしょうか。

この使用による、デジタルセールスチャートに登場し、

具体的な長さは覚えていませんが、

相応に長い間、チャートインしていたのを覚えています。

 

1998年7月7日発売。19枚目のシングル。最高位10位。

アルバム[フェイクファー]からのリカットであったため、

発売当時のセールス面では、かなりの苦戦を強いられています。

収録アルバム[フェイクファー]が50万ヒットを遂げているため、

リカットで、売上を出すにはきつかったと言えるでしょう。

 

ただ、上記のようにCMで使われるだけあって、

いまや、[空も飛べるはず][ロビンソン][チェリー]と言った

ミリオンセラーにも戦えるくらいの人気曲になっています。

素直に、曲の良さがじわりじわりと広がっていき、

スピッツのファン以外からも、絶賛を受けるようになった、と言うことです。

 

なかなか、ヒットチャート上位に食い込まないと、

知られる機会が少ないため、[楓]レベルのヒットが

後に、スピッツの他の曲を遥かに凌駕する、というケースは

殆ど起きたのを見たことがありません。

[楓]という曲の持つ地力は、私の理解の遥か上を行っています。

 

私としても、シングルで切られた当初でも、

スピッツの魅力が相当量詰まった、らしさ満載の曲だとは思っていました。

それだけに、リカットであるがゆえの、

売上の低さと息の短さについては、残念に思えました。

リカットではなく、通常のシングルで出せば、違った結果が出たでしょう。

 

アルバム[フェイクファー]の直前に出された

シングル[冷たい頬]も、良い曲ではありましたが、

アルバムのリード曲として、[フェイクファー]を引っ張るには

役不足だな、と思えただけに、[楓]の発売順序が違えば

アルバム[フェイクファー]への影響も大きかっただろう、

もっと、売上が伸びたのではないか、と思えてなりません。

 

最後にリブログ元との関係を書いておきます。

[君が思い出になる前に]から[楓]までのシングルが収録された[RECYCLE]が

ダブルミリオンを記録をしています。

ただ、このベストアルバムは、レコード会社が権利を行使して

スピッツメンバーの意図を無視して出したものであり、

後に、スピッツメンバーの意志により廃盤になっています。

 

その廃盤となる[RECYCLE]の発売後、

初となったのが[ホタル]というわけです。