ROMANTIC MODE - Resolution[機動新世紀ガンダムX TV-OP2][1996]
1996年10月23日発売。2枚目のシングル。
最高位12位[初動記録4.5万枚]
デビューシングル[DREAMS]が
[機動新世紀ガンダムX TV-OP1]で
[Resolution]は第3クールでの放送となりました。
[DREAMS]が初動記録で
初動で6万枚程度を売り、トップ10入りしたのに対し、
[Resolution]は、2割ほど売上が減退して、
トップ10入りを逃しています。
とは言うものの、当時のオタクアニメからすれば
トップ10周辺は破格の高さであり、
前作[新機動戦記ガンダムW]の人気を引き継いで、
売上を伸ばせたことは明らかです。
デジタルサウンドもまた[ガンダムW]の流れを汲み、
[ガンダムW]から[ガンダムX]へそのまま移ってきた人にも、
すんなりと受け入れられたのではないか、と思われます。
間違いなく、1996年を代表するアニメソングの中に入ります。
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私が、敢えてOP2を挙げているかと言えば、
作品が中盤から終盤に向けて、状況が大きく変わっていく中で
ヒロインが何を感じ、どう思っているのか。
ヒロインの心情、感情を見事に表現しているからです。
作詞をした西脇唯は、心情の機微を上手く言葉にします。
この詩があってこそ、切なくも芯の強さを感じるメロが生きてきます。
更に、デジタルロック調のサウンドが、
前作[ガンダムW]に続き、近未来の世界を映し出します。
[ガンダムX]を締めくくるに相応しい主題歌となりました。
残念なのは、テレビ局の都合で、
夕方枠から早朝に追いやられた挙げ句、
4クール予定を、3クールに縮められたことでした。
視聴率の低迷と、番組枠の変更です。
第2クールまでに放送されたアニメ枠は廃止され、
1時間の報道番組が組み込まれました。
2クール分を1クール分に詰めたため、
かなりの急展開が見られ、前半2クールに比べ、
表現の雑さが見られました。
ただ、そんなアニメ本体が苦境にある中、
主題歌はきっちりと売上を出し、結果を残したのは、
非常の良かったと思います。
ちなみに。
1996年10月23日には、同じレコード会社から
他に2タイトルのシングルが発売されています。
○林原めぐみ - Successful Mission[セイバーマリオネットJ TV-OP][EDとの両A面]
○松澤由美 - YOU GET TO BURNING[機動戦艦ナデシコ TV-OP][EDと両A面]
それぞれが、7位[6.6万枚],9位[5.4万枚]を記録し、
オタクアニメの主題歌が大健闘した週にもなりました。
そして、アイマスのカバーがあるのは名曲の証
