TWO-MIX - RHYTHM EMOTION[新機動戦記ガンダムW TV-OP2][1995]
1995年11月22日。2枚目のシングル。
最高位8位[初動記録6.6万枚]。登場週数21週。
1995年度年間89位[約35万枚]
TWO-MIX最大ヒット曲にして、
ガンダムシリーズで最もCD/レコードを売った楽曲となる。
TWO-MIXは
[新機動戦記ガンダムW]の楽曲を4曲送り出しているため、
両者は切り離せない関係であるのは確かです。
1995年当時、アニメソングがヒットを出すことは、
三大誌がアニメ化された、
ゴールデン帯にほぼ限られていました。
それ以外で放映されていたアニメは、
朝帯を中心としたキッズ向けのもの以外は
オタク向けのアニメとされていたと見て間違いないと思います。
そして、それはガンダムも例外ではなく
[新機動戦記ガンダムW]もまた、
オタクアニメとして扱われていたことは間違いありません。
だからこそ、TWO-MIXが送り出した
[JUST COMMUNICATIION][RHYTHM EMOTION]が
それぞれ、26万枚、35万枚を売り上げたことは
当時で言えば、例外中の例外で、
私としても、予想だにしない出来事でした。
この曲が初動記録で6.6万枚を売り上げたことにも
驚きを隠せませんでした。私は、1995年時点で
この水準の売上をオタクアニメの曲で見たことがありませんでした。
1996年に林原めぐみが台頭し、
同水準の初動記録を連発するようになりますが、
この半年以上の時間の違いに、今では、大きな重みを感じます。
この時代に、オタクアニメで年間トップ100入り。
常軌を逸しています。
TWO-MIXの記録は
[RHYTHM EMOTION]のトップ100入りだけではなく、
同シングルが収録された[BPM143]でも
1996年度年間97位[約30万枚]を売り上げており、
オタクアニメに出自を持つミュージシャンとしては、
全くありえないことをやってのけています。
[2曲連続で[新機動戦記W]の主題歌を担当したことと
ヴォーカルの高山みなみが声優だったため、
当時、私は勝手に、TWO-MIXをそう呼んでいました]
1990年代のCDバブル期で、
円盤の枚数で戦うにはあまりに辛く、
そして、マスメディアもオタクアニメには冷たかったので
TWO-MIXなり、林原めぐみなり。
この時代を戦い抜いた面々には、称賛しかありません。