ももいろクローバーZ - 田中将大[2021]
2021年2月24日発売。コンセプトアルバム。
最高位7位。登場週数7週。
タイトルの通り、
現在東北楽天ゴールデンイーグルス所属の投手:田中将大が
自身の登場曲としていた楽曲を収めたアルバムになっています。
初収録曲5曲と、過去のCDに収録されたヴァージョンを
現メンバーで再録した6曲を収録しています。
再録して収録した楽曲の特徴として、
シングルのカップリングに収められていることが多い事があります。
アルバムに比べて、シングルには手を出しにくい面があり、
[収録内容と金額のバランスが、シングルの方が悪いため]
ヴァージョン違いとは言え、シングルのカップリングが
アルバムに収められるのは、大きな意味があります。
今回の場合は、[田中将大を応援する]というコンセプトもあり、
同系統の楽曲が並ぶことにも、
アルバムにまとめられることの価値は十分にあります。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
登録お願いします!
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
★★★★★★★★★★★★★★★★
ただ。
売上の成績については望むべくもありません。
ももいろクローバーZが、ヒットシーンから外れている中、
アルバムをヒットさせることは非常に困難になっています。
このアルバムでは、過去最低値を記録しています。
ただ、この過去最低値が、過去曲を収録した
コンセプトアルバムだからではなく、
そもそものももいろクローバーZに問題があることが、
今年発表のアルバム[祝典]の成績が
最高位2位、登場週数9週と、田中将大より良いとはいえ、
2019年のアルバム[ももいろクローバーZ]より大きく下げています。
更にいうと、ももいろクローバーZは
2010年代後半に入った時点で、
大衆の目に入らなくなっていたことが
2018年発表のベストアルバムの売上からわかります。
2018年のベストアルバムが、
直近のオリジナルアルバム[2016年発表]よりも
売上が下だったことです。
ベストが売れないということは、
ライトユーザーの購買を呼べず、
ファンからは敬遠されたことを示しています。
ライトユーザーは、ももいろクローバーZのヒット曲に、
もう興味を示さなくなっている、ということです。
結成から14年。
メンバーのタレントとしての活動はともかく、
ももいろクローバーZの[アイドルとしての存在感]は
薄れていく一方になっています。
脱退はあるものの、メンバーの入れ替えが一切ない、
貴重なアイドルグループです。
それが故に、いつまで続けられるのか、という話も出てきます。
今年に入って、田中将大の今年の登場曲[一味同心]を発表しています。
デジタルセールスチャートでは、トップ50にも入っていません。
非常に不穏な数字になっており、大丈夫かな、と思えてきます。