「とある科学の超電磁砲」の鮮烈のデビューを果たしたfripSide。
世紀のアニメソングの名曲「only mmy railgun」を始め、
「とある科学の超電磁砲」主題歌で立て続けでのトップ5入りは
アニソン界においても大記録として残るものとなった。
注目されたのは、「とある科学の超電磁砲」以降のfripSideの動きと
ヒットチャートの行方だった。
そして、「とある科学の超電磁砲」を離れての最初のシングルが
ここに挙げている「Heaven is a Place on Earth」だ。
映画「ハヤテのごとく! Heaven is a Place on Earth」の主題歌だ。
fripSide - Heaven is a Place on Earth
[映画ハヤテのごとく Heaven is a Place on Earth] 2011
「とある科学の超電磁砲」のときのようなマイナーコードの
シリアス進行とちがい、暖かみのあるさわやかなメロディと
包容力のある歌詞はとても魅力的に映った。
fripSideの可能性と、曲のヴァリエーションを感じさせるものとなった。
基本となるデジタルサウンドはいつにもまして研ぎ澄まされており、
安定の力を発揮し、リスナーを魅了する。
fripSideにしか出来ない芸当でもある。
私としては「とある科学の超電磁砲」と比べても
十分に戦える名曲だと判断している。
ただ、曲に良さとは裏腹に、成績は壊滅的と言えるものだった。
最高位は19位。初動記録は8000枚程度しか出なかった。
「とある科学の超電磁砲」との相性が良すぎたこと、
タイアップが映画だったこと、ハヤテのごとく!には
他の歌手での固定イメージがあったことから、大苦戦を強いられたと思われる。
なんでこうも売上が違うのか。fripSideの魅力をわかっていないのか。
「とある科学の超電磁砲」の主題歌を買った人たちに問いたい。
そう思うくらいまでにはひどい数字だったというしかない。
なぜそうなる。本当に嘆かわしかった。