[長渕剛]の曲が2つありますね。
1986年発売。自身出演のドラマ[親子ゲーム]主題歌。
[順子][1980]は大ヒットしたものの、
以降はトップ30に入れるか入れないかを続けており、
今回でも[ドラマ主題歌]になったことで
最高位13位まで順位が引き上がっています。
この曲がブレイクの兆しとなったのか
次のシングル[ろくなもんじゃねえ]では
オリコン年間トップ5入りを果たし、
以降のシングル曲は軒並み大ヒットを記録します。
1993年のシングル[RUN]まで
ほぼほぼ年間トップ30入り[トップ10入もザラ]を果たし
音楽業界に燦然と輝く記録と記憶を刻みつけていきました。
有名な曲ではありませんが、
大ヒット連発の足がかりを作った作品として
覚えておいても良いかもしれません。
もうひとつはこちら。
1997年発表。主演ドラマ[ボディーガード]主題歌。
ヒットは出していたものの、
オリコン年間チャートから遠ざかっていた長渕剛。
実に4年ぶりに年間トップ100[33位]に返り咲き、
過去の名作を押しのけて長渕剛の代表曲として
十二分に挙げることができます。
この時期のことは覚えています。
この曲のチャートアクションは
僕がこれまで知っていた長渕剛のものではありませんでした。
最高位の低さと正反対のロングラン。
累計売上も70万枚に迫るなど、その勢いたるや。
[RUN]以来のドラマ主題歌だったことが効いたあたり、
世間での長渕剛のミュージシャンとしての評価は
まだまだ高かったということがわかります。
この曲が移籍第一弾シングルとなっていることもあり、
相当気合が入っていたのでしょう。
そして、移籍の理由も
レコード会社や事務所との諍いによるものだったので
再起への思いもひとしおだったに違いありません。
長渕剛の曲については
1990年代の作品しか残念ながら
詳しく聴いた覚えがありません。
旧譜についてはなかなか触れる機会がなく、
2000年以降では、なかなかチャートでの
大きな動きもなくなってきます。
自ずとチャートに合わせた聴き方をしてしまっていたため、
多くのミュージシャンがその網の目からこぼれ落ちます。
そんななか、今回は1990年代、僕がよく知るヒットを
取り上げられたのはとても良かったと思います。
長渕剛は常に骨太な作品を送り出し続けているようです。
フォークから始まり、いまとなってはロッカーの魂を持つ長渕剛。
これからも熱いファンが、そのストイックな姿に
惹かれ続けることでしょう。
今日はこのへんで。失礼しますね。