[今夜はANGEL]はヤヌスの鏡、[THE WIND]がプロゴルファー祈子、と
以下のリブログ元で書かれているように、
今となっては、ネタの宝庫になっている大映ドラマの主題歌で知られています。
シンガーソングライターとして、非常に高い能力を発揮しましたが、
第一ヒットが、カバー曲であるのに、残念ながら、皮肉を感じてしまいます。
そして、同じくリブログ元にて指摘されている、
[MOBILE SUIT GUNDAM 0080~ポケットの中の戦争~]
の主題歌が、今回のタイトルの楽曲となっています。
椎名恵 - いつか空に届いて[MOBILE SUIT GUNDAM 0080~ポケットの中の戦争~ VD-OP][1989]
1989年2月5日発売。10枚目のシングル。チャートデータなし。
[機動戦士ガンダム0080～ポケットの中の戦争～]と
表記されているものもありますが、
どうも、上記の英語表記が正式なものと扱われているようです。
キングレコード移籍第1弾シングルにして、
唯一の同レコード内のアニメソング専門レーベル
[スターチャイルド]から、発表された作品になっています。
こちらは自作詞曲となっています。
スターチャイルドからの発表という、
特殊な方式を取ったため、椎名恵の作品では、
シングルのみに収録されており、
アルバムでの収録は、機動戦士ガンダム関連の
コンピレーションアルバムのみとなっています。
よって、椎名恵のファンよりも、
ガンダムを中心とした、アニメファンから支持され、
よく知られている楽曲と言ってもいいでしょう。
データがないこと、椎名恵がヒットを飛ばしていたであろう、
1980年代後半での、椎名恵の様相がわからないので、
はっきりとしたことは言えませんが、
椎名恵の中では、指折りの認知度と人気を誇ると思います。
ただ、アニメという別角度からの支持が、
1980年代のミュージシャンにとっては、
あまり芳しいものではなかった、という話は
よく聴かれる話なので、椎名恵本人としては、
殊によったら、不本意なものかもしれません。
如何せん、ガンダムシリーズとは言え、
オリジナルビデオアニメという、狭い枠での作品では、
それこそ、ゴールデンタイムで放送されたアニメとは
全くの別世界、と言ってもいいほど、
低レベルの扱いを受けていたと思います。
ゴールデンタイムのアニメからヒットを飛ばすのとは、
全く感覚が別であることは間違いありません。
一般のミュージシャンや歌手からすれば、
ガンダムシリーズでなかったなら、黒歴史になりかねないものです。
とは言え、楽曲としては、椎名恵らしいきれいな歌声と、
ポップスの基本となるメロディの作りであると感じられ、
とても、耳に残る名曲だと思います。
私は、アニメソングを追うにあたり、
聴いたのは、2010年代に入ってからになりましたが、
ガンダムシリーズの名曲の一角に連ねるのが、
自然に思えるほどの楽曲とすぐにわかりました。
タイアップとすれば不本意でも、楽曲の作りに抜かりはありません。