ヒット曲を送り出した、という意味ではこの作品も外せません。
アニメ自体の評判についてはいまいちだった記憶がありますが、
主題歌はOPED共に優秀だったと言えます。
私としても、両方とも好きで、素晴らしかったと思います。
両方ともはやった、といえるヒットにもなりました。
OPは、歌唱力は折り紙付きだったこの人の第一ヒット。
原田ひとみ - Anicca[機巧少女は傷つかない TV-OP][2013]
2000年代からPCゲームの主題歌の歌唱を行い、
ゲームファンから支持を集めていた原田ひとみ。
2011年にはメジャーレーベル所属のもと、アニメに打って出ます。
このシングルはメジャー6枚目になります。
これまでのシングルでの最高位は32位。メジャーデビューシングル時のものです。
その後は、作品の力がないこともあり、トップ50ギリギリの線が続きます。
この作品においては、前評判は高く、視聴者数も多かったと考えます。
そのことの効果があったのは間違いなく、
最高位19位 登場週数10 を記録します。
トップ20、10週のラインをクリアしているのでヒットとして
名前を上げるにたるものになっています。
原田ひとみは、歌唱力が高く、評価もあったものの、
2015年にて、シングルの発表がストップしてしまいます。
メジャーで出した作品はシングルは9タイトル、
アルバムは1タイトルのみと、活動の短さが非常に惜しまれます。
実力はあっても、個人の人気が追いついておらず、
数字を出せなかったのがやはり理由になるのか、と感じます。
ただ、唯一発表したアルバムではトップ20を記録してるだけに
続けていても、十分に採算が取れたという見方もできるだけに、
この売上の問題でもなかったのかも知れません
まあ、この人は少々偏屈なところがあり、
何かしらの理由で歌手活動に対して消極的になってしまったことも考えられます。
非常に不思議で、よくわからない人ですから。
さて。EDは個性的な作風から、音ゲーを中心に
様々なメディアにて話題を集めたこの楽曲です。
歌組雪月花[茅野愛衣、原田ひとみ、小倉唯] - 回レ!雪月花
[機巧少女は傷つかない TV-ED][2013]
早いテンポでまくしたてられる、強烈な曲です。
一度聴いただけで、そのインパクトは凄まじいもので、
有無を言わさない説得力があります。
こういう曲が個性派として、後世に残るのだろうと思わされる作品です。
現に[機巧少女は傷つかない]とは関係のないところで、
アニメファンには広がっている感があります。
ただ、使われている音なり、全体を作る音に関しては
しっかりと作品を反映しているので、
[機巧少女は傷つかない]の主題歌であることは間違いありません。
戦績は最高位17位 登場週数12 とOPを上回ります。
アニメファンへの浸透度と人気や、各メディアへの使用度合いから
この戦績は少ないくらいです。
トップ10入り、もしくはそれに肉薄するくらいはあってもおかしくありません。
登場週数についても、もう少し粘りがあっても良いように思います。
これは、アニメ放送終了後に拡大したこともあるかも知れません。
購買となると、熱が上がっている時期ではないと起きづらいです。
曲を気に入っても、買うには至らないケースも多かったかも知れません。