う~ん。iTunesが重すぎて、ろくに曲を選べないな。
[平成アニメソング大賞]の曲をおさらいしたいのに。
名曲揃いで、今日一日、気持ちよく始めたいのが
なんか、出鼻をくじかれている感満載です。
さて。
[平成アニメソング大賞]のラインナップを見ると
アニメソングを取り巻く環境が
逐次変わっていった時代の変化を直に感じられますね。
1990年代なら、[オタク]なる言葉が[差別用語]として広がり
気持ち悪い人間の代名詞になっていた。
[オタクアニメ]が少ない中選ばれている曲は
[幅の狭さ]を感じさせます。
タイアップ全盛の時代において、
タイアップとは無関係な楽曲が多かったので、
[数少ないオタクアニメ]に評価を集中せざるを得ない、
苦渋を選曲に見ます。
2000年代は、後半からアニメの一般化が進み、
[オタク]という言葉の意味が[侮蔑語]から離れていきます。
深夜アニメ全盛になり、2005、2006あたりで
発表される主題歌の数が完全に高止まりします。
僕の持っている音源では
OPEDだけで700~800曲が発売されていると推測でき、
[アニメソング全盛時代]が訪れます。
深夜アニメからJ-POPチャートに食らいつく作品も出て、
主題歌とヒットがセットで語れる時代になりました。
その分、選曲は非常に難しかったでしょう。
個人的には[これが入ってないの?]と
選曲数の枠が邪魔をしている感じです。
2010年代も発売される曲数は高止まりです。
相変わらず、[枠のせいで]選ばれていない曲が多数です。
それがゆえに、2000年代以上に
より多くのアニメファンを納得させるのは難しく、
どれを入れても[これが足りない]という苦情が出そうです。
ただ、そんな中でも[なんで、こんなのが入っているの?]
と思うものもぶち込まれており、
少々、どこを基準にして、何を見ているのかがわからない。
なぜ、わざわざこれを入れて、他を排除したの?
と、曲は多いゆえの難しさがよりにじみ出ていました。
10年でのおよそ8000曲から
わずか20曲程度しか選べないのです。
当然といえば、当然でしょう。
平成に出たアニメソングは多彩でした。
昭和アニメ主題歌のテンプレが壊れ、
視聴層も移り変わり、ヒット作の性質も変わりました。
言えることは、
作品のヒットと主題歌のヒットは
ある程度連動していたことです。
曲を聴けば、まっさきに作品を思い出す。
逆もまたしかりです。
2019年[令和]に入ってからは
アニメソングのヒットが全く見当たらないため、
どのアニメが人気で、時代を代表するのか、が
よほどのこと[紅蓮華のような]がない限り、
全く見えなくなりました。
平成はアニメソングのフェイズが変わり、
[アニメソングにおけるヒット]と言う概念を生みました。
いまは、それがもう感じられません。
[令和]は、もはやアニメソングが[一部を除いて]要らない時代。
冬の時代に変わっていくことでしょう。
将来[令和アニメソング大賞]なるものをやる際は
[平成アニメソング大賞]とは比べ物にならないほど
[ヒットした実感のないもの]が並ぶことになりそうです。
[数字を出している歌ものアニメ]ばかり、なんてことも。
一曲一曲、部門ごとに作品を見ながら
細かく見ていくこともしたいです。
色々とツッコミどころ満載ですので。
では!