世の中に「ヒット曲」と呼ばれ、誰もが知る有名曲が数多あるものです。
それはアニメソングにおいても同じです。
「アニメオタクならこの曲は絶対に知ってるよな」と思われるような曲が
確実に存在するのです。
それは、アニメ作品自体がヒットすることで起こったり、
曲自体があまりに個性的で、ネタ曲として独り歩きでも起きます。
得てして「このアニメを見てなくても曲は知ってるよね」と言うレベルが最低限です。
「アニメオタクなら誰でも知っている」ことと
「アニメオタク以外が誰でも知っている」ことは全く別物です。
「アニメオタク」にしか通じない概念であることも付け加えておきます。
「こんな曲知らないよ!」と言われても「当たり前ですよね」としか言いようがあリません。
この点は、ご了承くださいな。
今回取り上げるのは[灼眼のシャナ]。高橋洋子の件でも出てきた名前です。
この作品の主題歌の中に「これを知らなければおかしい」がいくつかあります。
それらを紹介していきましょう。
一番知られていて、激アツで盛り上がるのは間違いなくこれでしょう。
川田まみ - JOINT[2007][灼眼のシャナII-second- TV-OP1]
オリコン最高位9位[初動記録1.6万枚] 19週ランクイン 累計売上3.7万枚
この年のオリコン年間トップ100が6～7万枚程度になっていたので
売上だけを見ても、十分にヒットしたと言ってもいいでしょう。
主人公「シャナ」の心情がこれでもかと歌われています。
そして、この激アツなメロとサウンド。滾るしかありません。
一番知られているのが「第2シリーズ」とも面白いところです。
だからといって、第1シリーズが劣っているわけでもないのです。
川田まみ - 緋色の空[2005][灼眼のシャナ TV-OP1]
オリコン最高位11位[初動記録1.7万枚] 18週ランクイン 累計売上3.7万枚
一般的なヒットのレベルは「JOINT」とほぼ同数ですが、
人気や知名度で言えば「JOINT」に軍配が上がります。
まず、この2曲は知っていて当たり前。アニメオタク以外の人にも
「基礎知識」としてぜひ持っておいて欲しいものです。
「灼眼のシャナ」はそれぞれ2クール放送されました。
ここで紹介したものは前期の主題歌です。
後期の主題歌もヒットはしていますが、知名度が少々落ちます。
聴いても、何か思い浮かばない人も相応に見受けました。
それでも。「灼眼のシャナ」の主題歌として十分な役割を果たしました。
KOTOKO - being[2006][灼眼のシャナ TV-OP2]
オリコン最高位4位[初動記録2.1万枚] 9週ランクイン 累計売上3.4万枚
この曲がシリーズ通してのの最高位、最高初動記録を出しています。
前述の2曲とは曲の色合いが異なるため、アニメオタクから見ても
印象度に違いが出てしまうのでしょう。
そのために、この作品に触れていない人への広がりが小さめなのです。
KOTOKO - BLAZE[2008][灼眼のシャナII-sesond- TV-OP2]
オリコン最高位13位[初動記録1.5万枚] 10週ランクイン 累計売上2.5万枚
僕がとある場所でイントロクイズの出題者をやっていた際、この曲を出題したところ、
回答したのが1人のみ。危うくスルーしかけたのを見て
「え？この曲はベタベタな曲じゃないの？」と思い
僕の認識の甘さを痛感したことがありました。
この時期のシャナでは、きつい部類に入りそうです。
ここで紹介した4曲について言えば、
「誰でも知ってて当然」と言えるレベルでしょう。
エンディングテーマはその性質上知名度が下がります。
そして、2011年放送の最終シリーズ「III-Final」は「作品の旬が過ぎていた」こともあり
知名度がかなり落ちます。名曲ではありますが、そう判断できます。
このように。アニメソングのヒット[アニメオタクに対してですよ]があります。
他の作品についても、随時触れていこうかな。
では、このへんで。