子どもを補習校に通わせる? 通わせない? | 海外で楽しく日本語育児/教育

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現役補習校講師がお伝えする、海外日本語育児/教育応援ブログです。海外で子育てする親御さんたちの日本語育児が楽しくなるように、そして、子どもたちが日本語学習を楽しいと思える環境作りを応援しています! 

海外に住んでいて、お子さんが3歳くらいになると、日本語を学ぶ場が必要かなと考え始めますよね。私は自分がすでに補習校で講師として働いていたこともあり、自分の子どもたちが4歳になったときは、迷わず補習校の幼児部に入会させました。

季節の行事をお祝いしたり、日本語の歌、遊び、工作など、子どもたちは毎週通うのをとても楽しみにしていました。

ただ、保育時間は2時間だけだったので、私は子どもたちと一緒に補習校に行くことができず(私は仕事準備で早く出かける)、また、終わりも私の方が遅かったので、結局夫に送り迎えをお願いしていました。

 

土曜日に開催される補習校にお子さんを通わせるには、

 

1.配偶者/パートナーの理解、協力体制

2.週末である土曜日を費やす覚悟(親、子ども共に)

3.宿題(学年が上がれば上がるほどハードルが高くなる)のサポート

4.補習校の運営へのお手伝い(理事や図書委員などの各委員会、受付、行事の準備等)

 

など、が必要不可欠です。

 

距離的なこと(特に近くに補習校がない場合)、その他、いろいろな面で補習校に通わせるのが大変な家庭は多いかと思います。

 

最近はコロナの影響でオンライン補習校や日本語教室なども増えてきて、以前と比べたら、日本語を学ぶことができる場の選択肢が増えてきたので、とてもよいことだと思っています。ですが、やはり対面で、日本の幼稚園や学校に近い形で日本語を学ぶことができる機会は貴重です。

 

ですので、私は補習校は子どもが低学年までのうちは、上記の項目がクリアできていれば、通わせるメリットはおおいにあると思っています。

 

補習校に通わせるのを迷われているようでしたら、是非、お近くの補習校のHPなどで詳細を確認してからお問い合わせしてみるとよいかと思います。説明会や参観できる日などを設けている補習校がほとんどですので、是非、通わせたいと思っている補習校の雰囲気や他の保護者、お子さんたちの様子をご覧になられてみてください。

 

ご自身の直観に刺さったら、まずは一年間は通わせる覚悟を決めて、補習校生活を親子ともにエンジョイしてくださいね!