これがアメリカだ! (漢の独りめし 9) ※東銀座
来るものあれば、去るものものもあり、そして、蘇るものもあります。形あるものはいつか無くなってしまうのが、世の中の常なのですが、今年3月31日に昭和の灯火がまたひとつ消えていきました。

1967年に銀座三原橋の地下道にオープンした映画館 「シネパトス」 です。当時は、「銀座名画座」 と 「銀座地球座」 と言う名前でした。地球座はピンク映画専門だったんですけどね。

上映中に地下鉄の走る音が響く、なんとも味のある映画館でした。B級映画だろうがC級映画だろうが、他館では見向きもされなかった映画をバンバン上映してました。キワモノが多かったですけど、この映画館から生まれた話題作も数多くあります。
ここで見た一番印象に残っている映画が 「太陽」 かな。これもここでしか上映してなかったです。

最後の上映になったのが、この映画。シネパトスのオリジナルで、俳優が客席にまぎれこみハプニングが演出されていたようです。残念ながらあまりにも混んでいたので見られませんでした。
閉館から1ヶ月が過ぎ、人通りもほとんどありません。地下道のお店も数店しか残っていません。

地震が来たら間違いなく落盤事故につながるでしょう。安全を考えると閉館もいたしかたないですね。
一方、華々しくリニューアルされたのが、歌舞伎座です。

昔の姿をほぼ再現してるので、建て代わったことすら気が付きません。しいて言えば、地下鉄の出入り口が出来たところぐらいでしょうか。
GW中の平日だったのですが、人出もそこそこ。5月公演は3日からなのですが、新歌舞伎座の雄姿を一目見ようと、見物客でごったがえしていました。
歌舞伎は1等席で20000円もするので、外見だけという人も多いんでしょう。

「和」 の話題で、ブログが展開しているのですが、タイトルは 「これがアメリカだ!」 となっています。なんかおかしな運びになっているのですが、本題は、歌舞伎座を入った所にある普通の喫茶店がテーマです。
まず、お店の名前が
AMERICAN (アメリカン)
中央区銀座 4-11-7
03-3542-0922
なんですね。
歌舞伎座で歌舞伎を見た帰りには 銀の塔 でシチューでも食べようか、茜屋珈琲店 でコーヒーでも頂きましょうか、みたいな会話になるのですが、この店を忘れてはいけません。

連休の狭間の穴場狙いで行ったのですが、行列が出来てるじゃありませんか。これは予想外です。
いつの間にそんなメジャーな店になってしまったの。

5月8日には、NHKで紹介されてしまうので、行くんだったら連休中です。(連休中にやってるかどうかは未確認、通常は日・祝がお休みのお店です)
この行列のお目当ては、こちらです。

サンドイッチ と ビーフシチュー。
並ぶ価値のある内容なんでしょうか。
正体はコチラです。

オーダーしたのは、ローストチキンサンド。

この分厚いパンのサンドイッチ。全部で 食パン 1斤分。

食べ方がわかりません。かぶりつくにも口に入らない。パンを食べてあごが外れそうになったのは生まれて初めて。
でも、食パンはフカフカで美味しい。

サラダも山盛り。こぼさずに食べられる人はまずいません。
これが、本当のアメリカンサイズ なんでしょうか。
お客様はほとんど女性とおばちゃん。このスーパーキングサイズのサンドイッチにかぶりついているんです。旦那や彼氏には決して見せたくない食べっぷりでしたよ。
一番人気が、玉子サンド。2番人気が、ハンバーグ。
パストラミも美味しそうでした。入った時はすでにハンバーグサンドは売り切れでした。
食べ切れなければ、お土産に持ってかえれます。
でも、ほとんどの女性は、食べきってました。
最初は、ビーフシチューをオーダーするつもりだったのですが、隣の女性がオーダーしたシチューを見て、思わずひるんでしまいました。隣の女性は1時間ぐらいかけて、完食でした。
5月末までは、

1300円のビーフシチューもが、1100円でいただけますよ。

1967年に銀座三原橋の地下道にオープンした映画館 「シネパトス」 です。当時は、「銀座名画座」 と 「銀座地球座」 と言う名前でした。地球座はピンク映画専門だったんですけどね。

上映中に地下鉄の走る音が響く、なんとも味のある映画館でした。B級映画だろうがC級映画だろうが、他館では見向きもされなかった映画をバンバン上映してました。キワモノが多かったですけど、この映画館から生まれた話題作も数多くあります。
ここで見た一番印象に残っている映画が 「太陽」 かな。これもここでしか上映してなかったです。

最後の上映になったのが、この映画。シネパトスのオリジナルで、俳優が客席にまぎれこみハプニングが演出されていたようです。残念ながらあまりにも混んでいたので見られませんでした。
閉館から1ヶ月が過ぎ、人通りもほとんどありません。地下道のお店も数店しか残っていません。

地震が来たら間違いなく落盤事故につながるでしょう。安全を考えると閉館もいたしかたないですね。
一方、華々しくリニューアルされたのが、歌舞伎座です。

昔の姿をほぼ再現してるので、建て代わったことすら気が付きません。しいて言えば、地下鉄の出入り口が出来たところぐらいでしょうか。
GW中の平日だったのですが、人出もそこそこ。5月公演は3日からなのですが、新歌舞伎座の雄姿を一目見ようと、見物客でごったがえしていました。
歌舞伎は1等席で20000円もするので、外見だけという人も多いんでしょう。

「和」 の話題で、ブログが展開しているのですが、タイトルは 「これがアメリカだ!」 となっています。なんかおかしな運びになっているのですが、本題は、歌舞伎座を入った所にある普通の喫茶店がテーマです。
まず、お店の名前が
AMERICAN (アメリカン)
中央区銀座 4-11-7
03-3542-0922
なんですね。
歌舞伎座で歌舞伎を見た帰りには 銀の塔 でシチューでも食べようか、茜屋珈琲店 でコーヒーでも頂きましょうか、みたいな会話になるのですが、この店を忘れてはいけません。

連休の狭間の穴場狙いで行ったのですが、行列が出来てるじゃありませんか。これは予想外です。
いつの間にそんなメジャーな店になってしまったの。

5月8日には、NHKで紹介されてしまうので、行くんだったら連休中です。(連休中にやってるかどうかは未確認、通常は日・祝がお休みのお店です)
この行列のお目当ては、こちらです。

サンドイッチ と ビーフシチュー。
並ぶ価値のある内容なんでしょうか。
正体はコチラです。

オーダーしたのは、ローストチキンサンド。

この分厚いパンのサンドイッチ。全部で 食パン 1斤分。

食べ方がわかりません。かぶりつくにも口に入らない。パンを食べてあごが外れそうになったのは生まれて初めて。
でも、食パンはフカフカで美味しい。

サラダも山盛り。こぼさずに食べられる人はまずいません。
これが、本当のアメリカンサイズ なんでしょうか。
お客様はほとんど女性とおばちゃん。このスーパーキングサイズのサンドイッチにかぶりついているんです。旦那や彼氏には決して見せたくない食べっぷりでしたよ。
一番人気が、玉子サンド。2番人気が、ハンバーグ。
パストラミも美味しそうでした。入った時はすでにハンバーグサンドは売り切れでした。
食べ切れなければ、お土産に持ってかえれます。
でも、ほとんどの女性は、食べきってました。
最初は、ビーフシチューをオーダーするつもりだったのですが、隣の女性がオーダーしたシチューを見て、思わずひるんでしまいました。隣の女性は1時間ぐらいかけて、完食でした。
5月末までは、

1300円のビーフシチューもが、1100円でいただけますよ。
原始時代の家族団欒と隠れ家レストラン (東京ダイエット食堂 18) ※三宿
早くもゴールデンウィークに突入です。歳とともに時間がたつのがメチャ早い。ぼっーとしてたら、何も出来ずに年末を向かえそうです。
3月の末に池尻大橋の 天空公園 がオープンして、4月の頭にさっそく行ってきたのですが、その時気になる情報を見つけてしまいました。
どうも、この近くに縄文時代の貝塚があるらしい。気になってしょうがなかったので、再びチャリに乗ってギコギコとやってきました。探す事2・3分。ありましたよ、東山貝塚公園。

なんと言う事も無い、普通の小さな公園なのですが、入口に、当時の竪穴式住居が再現されています。

で、どうしても気になって、見たかったのがこの中。

縄文人の家族団欒の食事風景。
吹きこぼれている鍋が、なんともリアル。

実は、この子が えなり君 にそっくりだと、他の人のブログの中で盛り上がっていたんです。それをどうしても確かめたくって、一ヶ月間モンモンとしていました。
ほんとだ、似てる。しかも、ちょっと怒った顔の えなり君 だ。
なにを話ししてるんでしょうね。
まぁ、原始人の家族団欒はこのぐらいにして、私もランチを食べに行きませう。
Umui (ウムイ)
世田谷区池尻 3-8-1
080-4208-5525
R246を挟んだ、向い側が 池尻 になります。せせらぎ公園を川沿いに住宅街の中へ入り、くねくねと小道を入っていくとこのお店が現れます。

せせらぎ公園は人工的に造られた小川なのですが、バカに出来ないスケールがあります。最後まで歩くと、環七を越えて、経堂ぐらいまで行くんじゃないでしょうか。
小川の両側は多種の草花が植えられていて、特に今の季節は色とりどりの花を楽しむ事ができます。百花繚乱 とは、こんな風景をの事を言うんでしょう。

公園の注意書きには、「魚を放さないで下さい」 と書いてあるのですが、だれかが放していくんでしょうね。色んな種類の魚が泳いでいます。生き物が居るのは、それはそれで良い感じですよ。
小川を離れて、数分歩くとお店です。

正式名称は、「ゴハン的カフェ ウムイ」 です。ウムイ とは、沖縄八重山諸島に伝わる、豊漁、航海安全を祈る 歌 のことです。
店創りを見ればすぐわかるように、自然食 のお店です。美味しい野菜が食べられるお店として人気があります。

昼時をはずして行ったのですが、ほぼ満席状態。
素朴な店内をご紹介したかったのですが、お客様が途切れなかたので写せませんでした。
初めてのアップになるので、一番オーソドックスな 「野菜のさら ランチ」 950円 をご紹介します。

ここのお店が秀逸なのは、火を通す料理は全て温かい状態で供されるところです。
さらに、味付けがサプライズの連続。こちらは味の 百花繚乱 です。

まずは、切干ダイコン。味付けは トマトベース です。とってもイタリアンな一品。
ゴハンは 圧力鍋で炊いた 一分つき玄米。どても玄米とは思えないモチモチ感です。

こちらは、高野豆腐のカレー風味そぼろ。
インディア風味ですね。高野豆腐の新たな一面を発見です。

この葉物の正体は見抜けず。苦味のある春らしい味でした。こちらは、純和風。

豆沢山のキッシュは、さしずめスパニッシュ風なんでしょうか。
ゴロッとキュウリのサラダは、プレーンヨーグルトで和えてありました。ヨーグルトで生のキュウリを食べたのは初めて。浅漬けのキュウリとヨーグルトもいいかも。

ボリュームも申し分なし。久々のヘルシーメニューに大満足です。
野菜が中心のお店なのですが、ちゃんと肉、魚料理もそろっています。様々な料理は、食べログにアップされているので、そちらでご覧下さい。「すうぷのさら」 もお勧めですよ。
ゴールデンウィークも通常通りの営業(日曜休)をやっているようですので、初夏の花々と新緑の香りと、えなりくん を見にお出かけ下さい。
3月の末に池尻大橋の 天空公園 がオープンして、4月の頭にさっそく行ってきたのですが、その時気になる情報を見つけてしまいました。
どうも、この近くに縄文時代の貝塚があるらしい。気になってしょうがなかったので、再びチャリに乗ってギコギコとやってきました。探す事2・3分。ありましたよ、東山貝塚公園。

なんと言う事も無い、普通の小さな公園なのですが、入口に、当時の竪穴式住居が再現されています。

で、どうしても気になって、見たかったのがこの中。

縄文人の家族団欒の食事風景。
吹きこぼれている鍋が、なんともリアル。

実は、この子が えなり君 にそっくりだと、他の人のブログの中で盛り上がっていたんです。それをどうしても確かめたくって、一ヶ月間モンモンとしていました。
ほんとだ、似てる。しかも、ちょっと怒った顔の えなり君 だ。
なにを話ししてるんでしょうね。
まぁ、原始人の家族団欒はこのぐらいにして、私もランチを食べに行きませう。
Umui (ウムイ)
世田谷区池尻 3-8-1
080-4208-5525
R246を挟んだ、向い側が 池尻 になります。せせらぎ公園を川沿いに住宅街の中へ入り、くねくねと小道を入っていくとこのお店が現れます。

せせらぎ公園は人工的に造られた小川なのですが、バカに出来ないスケールがあります。最後まで歩くと、環七を越えて、経堂ぐらいまで行くんじゃないでしょうか。
小川の両側は多種の草花が植えられていて、特に今の季節は色とりどりの花を楽しむ事ができます。百花繚乱 とは、こんな風景をの事を言うんでしょう。

公園の注意書きには、「魚を放さないで下さい」 と書いてあるのですが、だれかが放していくんでしょうね。色んな種類の魚が泳いでいます。生き物が居るのは、それはそれで良い感じですよ。
小川を離れて、数分歩くとお店です。

正式名称は、「ゴハン的カフェ ウムイ」 です。ウムイ とは、沖縄八重山諸島に伝わる、豊漁、航海安全を祈る 歌 のことです。
店創りを見ればすぐわかるように、自然食 のお店です。美味しい野菜が食べられるお店として人気があります。

昼時をはずして行ったのですが、ほぼ満席状態。
素朴な店内をご紹介したかったのですが、お客様が途切れなかたので写せませんでした。
初めてのアップになるので、一番オーソドックスな 「野菜のさら ランチ」 950円 をご紹介します。

ここのお店が秀逸なのは、火を通す料理は全て温かい状態で供されるところです。
さらに、味付けがサプライズの連続。こちらは味の 百花繚乱 です。

まずは、切干ダイコン。味付けは トマトベース です。とってもイタリアンな一品。
ゴハンは 圧力鍋で炊いた 一分つき玄米。どても玄米とは思えないモチモチ感です。

こちらは、高野豆腐のカレー風味そぼろ。
インディア風味ですね。高野豆腐の新たな一面を発見です。

この葉物の正体は見抜けず。苦味のある春らしい味でした。こちらは、純和風。

豆沢山のキッシュは、さしずめスパニッシュ風なんでしょうか。
ゴロッとキュウリのサラダは、プレーンヨーグルトで和えてありました。ヨーグルトで生のキュウリを食べたのは初めて。浅漬けのキュウリとヨーグルトもいいかも。

ボリュームも申し分なし。久々のヘルシーメニューに大満足です。
野菜が中心のお店なのですが、ちゃんと肉、魚料理もそろっています。様々な料理は、食べログにアップされているので、そちらでご覧下さい。「すうぷのさら」 もお勧めですよ。
ゴールデンウィークも通常通りの営業(日曜休)をやっているようですので、初夏の花々と新緑の香りと、えなりくん を見にお出かけ下さい。
長谷川平蔵とランチ (漢の独りメシ 8) ※新宿御苑
いきなりタイトルに 長谷川平蔵 なる人の名前が出てきて、多くの方が 「この人誰?」 と思われたと思います。年配の方や時代劇オタクの人ならともかく、知らない方の方が多いと思われます。
江戸時代に生きた方で、人読んで 鬼の平蔵、「鬼平」 と呼ばれた 火付盗賊改方長官 であります。昭和の文豪 池波正太郎は文芸春秋に、彼をモチーフにした小説を135作も残している。TV番組にもなった 「鬼平犯科帳」 がそれであり、粋 を絵に描いたような生き方をした侍であります。
火付盗賊改方 という役職は、今で言う 公安調査庁に当たるのでしょうか。一般的な時代劇に出てくる 町方、町奉行とは違った役割を持たされていました。江戸時代の 日本版FBI とでも言っておきましょう。
何故、長谷川平蔵なんぞをブログに持ち出してきたかと言うとその元のネタはこちらにあります。

ひょんな拍子でランチで飛び込んだお店に飾られていた、御用提灯 であります。お店の名前も
魚河岸 おに平
新宿区新宿 1-12-9
03-3341-1300
でございます。
実は今から30年ぐらい前、新宿1丁目に事務所を構えていて、当時は若手とよく呑みに行った居酒屋でもあります。

お店の前にある年季が入った大提灯が時間と歴史の長さをもの語っています。

若い当時は、「おに平」 と 「長谷川平蔵」 の関係などつゆ知らず、安くてボリュームのある海鮮料理に舌鼓を打っていたものであります。
ひょんな事で、長谷川平蔵の事を思いついてしまうのも、歳をとった証拠なんでしょうか。

鬼平犯科帳 を書いた、池波正太郎 は、かなりの食通だったようで、こんな名言を残しています。
「人間は生まれた瞬間から死に向って行き始める。
そして、生きていくためには食べなければならない
なんという矛盾だろう。
それでいて人間の身体は、
たとえ、一椀の味噌汁を味わっただけで
生き甲斐をおぼえるように出来ている
何と、ありがたいことだろう」
よく、人生や社会を 唯物論的 に語りたがる人が多くいますが、一番大切にしなくてはならないのは、この一口の味噌汁に覚える感動ではないかと思ったりする今日このごろです。

この店の夜の名物は、「鬼盛り」 「盗賊盛り」 御用盛り」 であります。ランチの紹介なので、写真はありませんが、借用写真で一品だけご紹介しておきましょう。

まぁ、独りじゃ食べきれませんね。

ランチは17種類前後。全て 850円 です。
雲丹の木箱が一つまるごとついてくる、うに定食 に目が行ってしまうのですが、850円だと安すぎて手が出ません。厚切りベーコン定食もなかなか魅力的な定食なのですが、体重が60kg代に落ちた時のご褒美にとっておきます。(死ぬまでむりかもしれない)
迷ったあげく、最終的にオーソドックスな刺身8種盛り定食に標的をしぼりました。

池波正太郎さんに習い、最初に味噌汁を口につけます。赤出汁の味噌汁、旨いですね。ほんと、生きててよかった、日本に生まれて良かったと思います。

刺身も瑞々しいですね。そりゃ、何千円も出して食べる刺身にはかないませんが、心とお腹を癒すにはこれで充分です。

三角食べ が、身体に優しい食べ方の基本になるそうですが、和食は普通に食べると 三角食べ になるんじゃないでしょうか。
長谷川平蔵 の墓所は隣町、新宿3丁目界隈にあります。それでこのお店の名前をつけたわけではないのでしょうが、江戸のキップと粋の良さが伝わっているお店です。
江戸時代に生きた方で、人読んで 鬼の平蔵、「鬼平」 と呼ばれた 火付盗賊改方長官 であります。昭和の文豪 池波正太郎は文芸春秋に、彼をモチーフにした小説を135作も残している。TV番組にもなった 「鬼平犯科帳」 がそれであり、粋 を絵に描いたような生き方をした侍であります。
火付盗賊改方 という役職は、今で言う 公安調査庁に当たるのでしょうか。一般的な時代劇に出てくる 町方、町奉行とは違った役割を持たされていました。江戸時代の 日本版FBI とでも言っておきましょう。
何故、長谷川平蔵なんぞをブログに持ち出してきたかと言うとその元のネタはこちらにあります。

ひょんな拍子でランチで飛び込んだお店に飾られていた、御用提灯 であります。お店の名前も
魚河岸 おに平
新宿区新宿 1-12-9
03-3341-1300
でございます。
実は今から30年ぐらい前、新宿1丁目に事務所を構えていて、当時は若手とよく呑みに行った居酒屋でもあります。

お店の前にある年季が入った大提灯が時間と歴史の長さをもの語っています。

若い当時は、「おに平」 と 「長谷川平蔵」 の関係などつゆ知らず、安くてボリュームのある海鮮料理に舌鼓を打っていたものであります。
ひょんな事で、長谷川平蔵の事を思いついてしまうのも、歳をとった証拠なんでしょうか。

鬼平犯科帳 を書いた、池波正太郎 は、かなりの食通だったようで、こんな名言を残しています。
「人間は生まれた瞬間から死に向って行き始める。
そして、生きていくためには食べなければならない
なんという矛盾だろう。
それでいて人間の身体は、
たとえ、一椀の味噌汁を味わっただけで
生き甲斐をおぼえるように出来ている
何と、ありがたいことだろう」
よく、人生や社会を 唯物論的 に語りたがる人が多くいますが、一番大切にしなくてはならないのは、この一口の味噌汁に覚える感動ではないかと思ったりする今日このごろです。

この店の夜の名物は、「鬼盛り」 「盗賊盛り」 御用盛り」 であります。ランチの紹介なので、写真はありませんが、借用写真で一品だけご紹介しておきましょう。

まぁ、独りじゃ食べきれませんね。

ランチは17種類前後。全て 850円 です。
雲丹の木箱が一つまるごとついてくる、うに定食 に目が行ってしまうのですが、850円だと安すぎて手が出ません。厚切りベーコン定食もなかなか魅力的な定食なのですが、体重が60kg代に落ちた時のご褒美にとっておきます。(死ぬまでむりかもしれない)
迷ったあげく、最終的にオーソドックスな刺身8種盛り定食に標的をしぼりました。

池波正太郎さんに習い、最初に味噌汁を口につけます。赤出汁の味噌汁、旨いですね。ほんと、生きててよかった、日本に生まれて良かったと思います。

刺身も瑞々しいですね。そりゃ、何千円も出して食べる刺身にはかないませんが、心とお腹を癒すにはこれで充分です。

三角食べ が、身体に優しい食べ方の基本になるそうですが、和食は普通に食べると 三角食べ になるんじゃないでしょうか。
長谷川平蔵 の墓所は隣町、新宿3丁目界隈にあります。それでこのお店の名前をつけたわけではないのでしょうが、江戸のキップと粋の良さが伝わっているお店です。