書換 今度の福っくらトークは「台風の災害史」 | 晴耕雨読 -田野 登-

晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。

第5回《福っくらトーク》は「台風の災害史」です。
《福っくらトーク》は
「ふっくらとーく」と読んでください。
「福っくら」の「福」は
福島区の「福」と
ふっくら和やかに、
古今東西「暮らし」をテーマに
談話して交流を深める場です。
参加者・話題提供者は、福島区在住者に限りません。
今回の話題提供者の榎田鉄也さんは
ブログ「東淀川区の歴史雑記帳」を管理されています。

写真図1 第5回《福っくらトーク》「台風の災害史」ポスター

★日時:10月7日(土)
   14時~15時30分
★会場:妙壽寺会館(駐車場有)
★話題:台風の災害史
★話題提供:榎田鉄也さん
  ブロガー「東淀川区の歴史雑記帳」
★参加費:無料

今回の話題提供者の阪俗研の榎田鉄也会友から、
ブログ向けのメッセージを戴きました。

◆今年の9月1日は関東大震災100周年でした。
 大阪では9月は台風の季節で、
 「3大台風」というのがあります。
   昭和9年9月21日の室戸台風
   昭和25年9月3日のジェーン台風
   昭和36年9月16日の第2室戸台風
  これらの記録写真でワイワイガヤガヤしましょう。

会友の皆さんは、この「3大台風」を憶えておられますか?
ボクのマイ年表で云えば
「室戸台風」は未生の過去、生まれる16年前。マイナス16歳
「ジェーン台風」は数えで1歳。
「第2室戸台風」の昭和36年は小学6年生。11歳。
歴史の苦手なボクは、昭和31年は1年生と換算します。
ちなみに上皇様ご成婚は昭和34年で、4年生という具合です。
皆さんも、それぞれ自分のマイ年表で換算しませんか。

台風に備えて、家に板を貼り付けたりする音。
当時の家屋は木が剥き出しでした。
今回は記録写真を駆使されるようです。
堂島川の水が溢れ出し、
福島区など一帯に水が漬きました。
皆さんのお住まいは如何でしょうか?
今、朝日放送のある「ほたるまち」は、当時、阪大病院で、
水浸しになっている画像などなど。

「災害史」の一齣には、
当時の暮らしぶりが垣間見えるやも知れません。
これなんぞ、見られたくない画像でしょうが、
裾を捲って歩く女性。
蝙蝠傘が松茸になって、ひょろついている紳士。
救命ボートに乗り込むお年寄り。
屋根の上に登って助けを請う人たち。
悲惨な状況に置かれながら、却ってはしゃぐこどもたち。
停電になり蝋燭に火を点して日の明けるのを待った夜。

小休止の後は、いつもの体験トークです。
写真図2 スケジュール表

司会進行はいつもの
《福っくらトーク》代表の玉尾照雄会友です。
《みんなのトーク》での一興は、
玉尾代表が所蔵する第2室戸台風記事が載った
新聞紙の実物です。

過去の体験交流を通じて、
遭遇したくない将来に備えての
防災意識を高めたいものです。
参加手続きは不要です。
当日は「福島区民まつり」と日程が重なりますので、
準備の都合上、できるだけ時刻どおり始めます。
ご参集の程よろしくお願いします。

究会代表
大阪区民カレッジ講師
大阪あそ歩公認ガイド 田野 登