学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
あなたは勉強の予定を立てるときに「時間」で立てますか?
それとも「分量」で決めますか?
多くの人は「時間」で立てることが多いようです。
小学校の時、夏休みの一日の計画表を作ったときの記憶はありますか?
おそらく時計のような丸い図に「6時起床、6時30分からラジオ体操、7時から朝ご飯、8時から10時まで勉強...」というような計画を円グラフのように書き込んだのではないでしょうか?
それ以外でも、計画を立てるときというのは「時間」4単位に決めることが多いと思います。
時間で計画を立てるメリットは、行動を起こしやすいということです。
何時から何をするということがはっきりしていれば、その時間になると行動を始めるという動機が高まるからです。
しかし、反面、「時間さえたてばいい」ということにもなりやすくもあります。
学校の授業でも、嫌いな科目の授業は必死に眠気を我慢しつつ、内職をしながら、早く時間を過ぎ去ってくれるのを待っていたという記憶はないでしょうか?(私はあります(^_^;)
では、どうしたらよいのでしょうか?
それは時間で決めた計画に「量」の要素を加えることです。
長期的な学習計画を立てておくと、何をどれくらいいつまでに終える必要があるのかと言うことが分かっているかと思います。(分かっていないならば、学校や塾の先生と相談して、決めるようにしてください)
それが分かれば、一日あたりどのくらいの分量を勉強すればよいのか、目標が出来るはずです。
例えば、問題集を何ページ終えるとか、単語を何語覚えるというような風にです。
その代わり、頑張って早く終わらせることができたら、ご褒美として余った時間は自分の自由にするのです。
こういうちょっとしたご褒美があると、集中力は上がるものです。
もちろん、あなたもお子さんが予定をクリアしたら、それ以上勉強することを求めるようなことはやめてくださいね。それでは却って逆効果になりますので。
勉強するきっかけに「時間」を決めて、集中力を上げるために「量」を決める。
計画を立てる時の参考にしてくださいね(^^)
こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
最近「学び合い学習」を学校教育に取り入れるという動きが盛んなようです。
通常、授業というと先生と生徒という縦の関係のみが注目されるかと思います。
しかし、授業の中の関係は先生と生徒の関係だけでしょうか?
そうですね。生徒同士の関係も存在しますね。
この生徒同士の横の関係を活用して学習効果を向上させようというのが学び合い学習なのです。
学び合いを行うことのメリットの一つは複数の視点を共有できるということです。
先生から学んだことを正しく理解しているかどうかということは1人だけでは意外と分からなかったりします。
その場では分かったつもりになっていても、家に帰ってから、宿題を解こうとすると「あれ?ここどうやるんだろう?」と悩んだ経験、あなたもあるのではないでしょうか?
しかし互いに教え合い、学び合うことで他の人がどのように理解しているのかを知ることが出来ます。
その結果、自分と違った理解をしている人がいれば、なぜ違っているのかを互いにすりあわせることで双方ともより理解を深めることが出来ます。
また、自分では大したことがないと思っていた事柄が実は重要な事柄であったと言うことも、他の人と学び合うことで気づくことが出来ます。
さらに、他の人に教えるということはきちんとそのことを理解していないと教えることは出来ません。
ですから、教えることで学んだことが自分の中で整理され、より深く理解することができるようになるのです。
実際、灘・開成といった有名進学校になるほど仲間どうしでの学び合いの雰囲気ができあがっているそうです。
教えられる方もそのことを恥ずかしいとか引け目に思うこともありませんし、教える方も教えるメリットを知っているので手間だとか面倒だとか思っていないのだそうです。
友人同士で勉強すると、ついおしゃべり弐時間を費やしてしまうという危険性がないわけではありません。
けれども、しっかりと目的意識を持ち、けじめを付けるようにすれば、実に効果的な学習方法になります。
図書館によってはグループ学習のためのスペースのある場合もあるようです。
こういう場所では騒ぎすぎると注意されますから無駄話の防止にもなります。
お子さんが「友達と勉強する」と言った時は時々様子を見つつ、応援して上げてくださいね(^^)
最近「学び合い学習」を学校教育に取り入れるという動きが盛んなようです。
通常、授業というと先生と生徒という縦の関係のみが注目されるかと思います。
しかし、授業の中の関係は先生と生徒の関係だけでしょうか?
そうですね。生徒同士の関係も存在しますね。
この生徒同士の横の関係を活用して学習効果を向上させようというのが学び合い学習なのです。
学び合いを行うことのメリットの一つは複数の視点を共有できるということです。
先生から学んだことを正しく理解しているかどうかということは1人だけでは意外と分からなかったりします。
その場では分かったつもりになっていても、家に帰ってから、宿題を解こうとすると「あれ?ここどうやるんだろう?」と悩んだ経験、あなたもあるのではないでしょうか?
しかし互いに教え合い、学び合うことで他の人がどのように理解しているのかを知ることが出来ます。
その結果、自分と違った理解をしている人がいれば、なぜ違っているのかを互いにすりあわせることで双方ともより理解を深めることが出来ます。
また、自分では大したことがないと思っていた事柄が実は重要な事柄であったと言うことも、他の人と学び合うことで気づくことが出来ます。
さらに、他の人に教えるということはきちんとそのことを理解していないと教えることは出来ません。
ですから、教えることで学んだことが自分の中で整理され、より深く理解することができるようになるのです。
実際、灘・開成といった有名進学校になるほど仲間どうしでの学び合いの雰囲気ができあがっているそうです。
教えられる方もそのことを恥ずかしいとか引け目に思うこともありませんし、教える方も教えるメリットを知っているので手間だとか面倒だとか思っていないのだそうです。
友人同士で勉強すると、ついおしゃべり弐時間を費やしてしまうという危険性がないわけではありません。
けれども、しっかりと目的意識を持ち、けじめを付けるようにすれば、実に効果的な学習方法になります。
図書館によってはグループ学習のためのスペースのある場合もあるようです。
こういう場所では騒ぎすぎると注意されますから無駄話の防止にもなります。
お子さんが「友達と勉強する」と言った時は時々様子を見つつ、応援して上げてくださいね(^^)
こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
今日は記憶のしくみについて書いていきたいと思います。
人の記憶はどのように蓄えられているのでしょうか?
現在の所、記憶とはニューロンの回路が変化し、その変化が固定されることだとされています。
ニューロンというのは脳を更正する神経細胞のことです。この神経が電気を発生し、その電気が伝わることが脳の活動です。
しかし、この電気信号は電線を繋げたように複数のニューロンを伝わるわけではありません。
ニューロンは電気信号を発する軸索と信号を受け取る樹状突起という部分から出来ています。
ニューロンとニューロンの間には隙間があり、軸索と樹状突起が接近している結合部分をシナプスと言います。
このシナプスの隙間はグルタミン酸などの化学物質が移動して、信号が伝わるのです。
脳が記憶するというのは、このシナプスでの信号のやりとりがスムーズに行われる様になった状態になったと言うことだと考えられています。
この信号のやりとりが数多く行われれば行われるほどこのやりやりとはスムーズに行われる様になります。
「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざがありますが、まさに繰り返し同じお経を聴くことによって、同じ信号のやりとりが何度も発生して、信号のやりとりがスムーズに行われる様になったのです。
また特別印象的な出来事が起きると、ごく短時間の間に大量の信号の伝達が発生する場合があります。
感動的な風景を眺めたり、死ぬような目にあった出来事というのは一度だけでもしっかりと記憶に残っているのはこのためです。
つまり、記憶の強さというのは
刺激の強さ×刺激の回数
で表すことが出来ます。
これまで、記憶する時には
・五感を使う
・感情を絡めて覚える
・イメージをして覚える
と言う話をしてきました。
これらは刺激を強くしてできるだけ短時間に信号のやりとりを数多くさせるための手段です。
また、繰り返し復習することも話してきました。
これは刺激の回数を増やすことに繋がります。
世の中には数多くの勉強法や記憶術が存在します。
それらはこの刺激の強さと刺激の回数をいかに効率よく増やすかと言うことについて様々に工夫されたものなのです。
これまでにも色々ご紹介してきましたが、人によって合うやり方というのは違ってきます。
是非、色々試してみてください(^^)
今日は記憶のしくみについて書いていきたいと思います。
人の記憶はどのように蓄えられているのでしょうか?
現在の所、記憶とはニューロンの回路が変化し、その変化が固定されることだとされています。
ニューロンというのは脳を更正する神経細胞のことです。この神経が電気を発生し、その電気が伝わることが脳の活動です。
しかし、この電気信号は電線を繋げたように複数のニューロンを伝わるわけではありません。
ニューロンは電気信号を発する軸索と信号を受け取る樹状突起という部分から出来ています。
ニューロンとニューロンの間には隙間があり、軸索と樹状突起が接近している結合部分をシナプスと言います。
このシナプスの隙間はグルタミン酸などの化学物質が移動して、信号が伝わるのです。
脳が記憶するというのは、このシナプスでの信号のやりとりがスムーズに行われる様になった状態になったと言うことだと考えられています。
この信号のやりとりが数多く行われれば行われるほどこのやりやりとはスムーズに行われる様になります。
「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざがありますが、まさに繰り返し同じお経を聴くことによって、同じ信号のやりとりが何度も発生して、信号のやりとりがスムーズに行われる様になったのです。
また特別印象的な出来事が起きると、ごく短時間の間に大量の信号の伝達が発生する場合があります。
感動的な風景を眺めたり、死ぬような目にあった出来事というのは一度だけでもしっかりと記憶に残っているのはこのためです。
つまり、記憶の強さというのは
刺激の強さ×刺激の回数
で表すことが出来ます。
これまで、記憶する時には
・五感を使う
・感情を絡めて覚える
・イメージをして覚える
と言う話をしてきました。
これらは刺激を強くしてできるだけ短時間に信号のやりとりを数多くさせるための手段です。
また、繰り返し復習することも話してきました。
これは刺激の回数を増やすことに繋がります。
世の中には数多くの勉強法や記憶術が存在します。
それらはこの刺激の強さと刺激の回数をいかに効率よく増やすかと言うことについて様々に工夫されたものなのです。
これまでにも色々ご紹介してきましたが、人によって合うやり方というのは違ってきます。
是非、色々試してみてください(^^)