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楽しく勉強をしよう!

成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
 あなたは自分の夢を人に語ったことがありますか?
 
 いわゆる成功本の多くには「夢を人に語ると現実になる」と
書いてあるものが数多くあります。
 
 けれども中には「夢は自分の中にしまっておいて人に言うべきではない」
と書いてある物もあります。
 
では、どちらが正解なのでしょう?
 
私はどちらも正解だと思います。
 
人によりどちらが良いかは異なるからです。
 
 
「苦痛から逃れること」>「快楽を得ること」
 
 マーケティングの本によく書いてあるのですが、人間の欲求の強さは
苦痛から逃れることの方が、快楽を得ることよりも強いものです。
 
#テレビショッピングを見ていると、「面倒な~とはもうサヨナラ」なんて
 言うセリフをよく聞きますよね?
 
 欲求というのは行動の原動力です。
 
 ですから、欲求の強いほうの行動を人は取るようになります。
 
 例えば
「僕は○○高校に入るんだ!」と宣言したとします。
けれども○○高校に合格するだけの学力は今はありません。
 
 周囲からは
「何、馬鹿なこと言っているんだよ」
「そんなの無理にきまってんだろ?」
「お前が合格したら大雪が降るよ」
などといわれ誰も合格できるなどと思わず、応援もしてくれません。
 
 このときに
「人がなんと言おうと関係ない。自分の思ったとおりにするだけだ」
と思うタイプか
「やっぱり無理かもしれないなぁ。もっと現実的なところを選んだ方が
 良いかな」
と思うタイプかで目標や夢を公言すべきかどうかが変わってきます。
 
 
闘志旺盛な人は公言すべき
 
 前者のタイプの人は周りの言葉に対してあまり影響を受けません。
 
 もちろん、非難されてもまったく動じないかというと、
そんなことはないでしょう。
 けれども少しずつでも夢に向かっていくというワクワク感(=快楽)の方が
周囲から掛けられる否定的な言葉(=苦痛)よりも圧倒的に大きいのです。
 
 こういう人は夢を公言することで「失敗したら恥ずかしい」という
気持ちも「苦痛から逃れる」という欲求として、夢へと向かって行動する
エネルギー源にします。
 
 そのため、公言した方がより行動力を生み出すことになるので
「夢は公言すべし」なのです。
 
 いわゆる成功本の書かれている方の多くはこのタイプなのだと思います。
 
 人に何を言われようと知ったことではない。ダメだと言われるほど闘志が
湧いてくる。何事も勝ってナンボ。
 
 競争の激しいビジネス社会では確かにこう言うタイプの人の方が
有利ですし、「声の大きい」方も多いので「夢は公言すべし」という本が
多いのでしょう。
 
 
デリケートなタイプは「夢は自分の中で育てる」
 
 では、闘争心旺盛な人でないと目標を達成することは
出来ないのでしょうか?
 
そんなことはありません。
 
 他人の言葉に影響を受けやすいデリケートな人でも夢を叶えることは
出来ます。
 
 他人に夢を話して否定されるからその苦痛から逃げ出したくなり、
夢を諦めてしまうのです。
 
 ならば、話さなければいいのです。
 
 ただし、自分だけが見るところに、夢や目標を紙に書き出してください。
 
 それを何度も何度も見ることで、夢に近づくワクワク感を味わい、
夢に近づく欲求を高めていくのです。
 
 デリケートなタイプの人は一人でコツコツと努力を積み重ねていくことが
得意なことが多いようです。
 
 派手さはなくても少しずつでも夢へと近づいていきます。
 
 そして、夢へと近づく経験を繰り返すことが、自信を強め、
さらに大きな夢を持つようになるという良い循環が出来てきます。
 
 
「夢を承認」してくれることはエネルギー源
 
 とはいえ、人に自分の夢を話し、その人がその夢を肯定し、
励ましてくれるのならば、それは大きなエネルギー源になります。
 
 お子さんの夢や目標を聞いた時は、「承認」して上げてください。
 
「いいね、その夢」
「きっとできるよ」
「必ずかなうよ」
 
 意見をつけ加えるのではなく、ただその「夢」を認めてあげるのです。
 
 「だったらもっと努力しなきゃ」
 「もっと頑張らないと」
こんな風に条件付きではなく、単に夢を肯定して上げてください。
(私もつい言いたくなることもあるので、
 あなたが言いたくなるのも分かりますが(^_^;)
 
 これはとても大きなエネルギーになります。
 
 西田文郎さんが主催されている日本アホ会 というのがあります。
 
 これは互いにとんでもない夢を語り合う場だそうです。
 
 そのときのルールに「人の夢を否定しない」というのがあります。
 
 これと同じように「家族アホ会」というのをやってみるのは
どうでしょう?
 
 私も勉強会などで将来の夢を発表しあうという機会を得たことが
あります。
 学生時代を過ぎるとこういう機会もあまりないかもしれませんが、
自分の夢を認めてもらえるというのはクセになるくらい
気持ちいいですよ(笑)
 
 家族だと最初は恥ずかしいかもしれませんが、お子さんと一緒に
夢を話し合うというのはとても楽しい経験になると思います。
 
 改まって聞かなくても、食事の時とか車の中とか、時間のあるときに
一度試してみてください。
 
 きっと楽しいと思いますよ(^^)

こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 先日の記事 で、
「睡眠時間を削って勉強することは現在では否定されている」
と言うことを書きました。
 
 それは、睡眠が記憶を定着させるのに必要であるからです。
 
 こちらのページ に詳しいことが書いてありますが、
 
単語を覚えさせる実験を行ったところ、
睡眠を取ったグループの方が録らなかったグループに比べて
成績が良かったという実験結果があります。
 
 この実験結果で重要なことは、テストを行う前に別の単語を
覚えさせた時により顕著に睡眠を取った場合ととらなかった場合との
違いが出たということです。
 
 普段の生活を考えてみれば、試験の日まで同じことを学び続けたり、
それ以外のことをまったく学ばないということはあり得ません。
 
 毎日、昨日とは何かしら違うことを学び続けています。

 ですから、記憶を定着させる上で、睡眠を取るということはとても
重要なことです。
 
 実際にどのような仕組みでこのような結果になるのかということは
まだ正確には分かっていないようです。
 
 ただ、睡眠中も脳は活動を続けているのは確かなようです。
 
 池谷祐二さんのこちらの対談 によると、夢を見ていると言われる
レム睡眠(眼球が激しく動いている睡眠の時間帯)だけではなく、
ノンレム睡眠(眼球がほとんど動いていない状態)の時も脳は活発に
活動をしているのだそうです。
 
 そしてこのノンレム睡眠の時に起きている間にインプットした情報を
「消化」しているのだそうです。
 
 これは食べ物をアミノ酸などに分解して、それらを材料に筋肉などを
作るのと同じように、インプットした情報をこれまで蓄積してきた情報と
結びつけたり、その結果新しいアイデアを作り出すような働きを
しているのです。
 
 この脳の働きを経ることによって、勉強した知識が血肉になっていくの
だと言えます。
 
 ですから、いくら寝る時間を減らしてインプットだけしたとしても、
きちんと定着しないので、それこそざるで水をくむような状況に
なってしまうわけです。
 
 なので最近では効率のよい勉強をするためには、きちんと睡眠時間を
確保することが必要であると考えられているのです。
 
 また、まだきちんと定着していない情報の場合、勉強してから寝るまでに
他の情報がインプットされるとその情報が勉強した内容に上書きされて
しまうようです。
 
 ですから、寝る前に暗記物の勉強したらさっさと寝て、寝る前にゲームを
したり、テレビやマンガを見たりすることはやめた方が良さそうです。
 
 
 睡眠の重要性をおわかりいただけたでしょうか?
 
 是非よい睡眠をお子さんにとらせて学習効果を高めてあげてください(^^)
 
 


#「テストの花道」の英単語の覚え方の記事を一部修正しました。

 よろしければご覧ください。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 

 タイトルは別にやくざ映画の話ではありません(^_^;


 NHKのニュースでサッカーJ1、川崎フロンターレの選手が
小学校で算数の授業を行ったことを報じていました。
 
 サッカー選手が算数の授業
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1004393961.html
 
 授業内容は「速さ・距離・時間」。
 
 稲本潤一選手のシュートの速度をスピードガンで測り、
時速で表示されたその速さを秒速で記されたカンガルーの速さと
比べてみたり、
50mを走る伊藤宏樹選手と同時にゴールするためには、
伊藤選手の何m前からスタートすれば良いのかという
計算をして、実際に確かめたりという内容でした。
 
 
 この「速さ・距離・時間」の関係というのは苦手な子が多いですね。
中学校で方程式や一次関数のときにとても苦労している子もいます。
 
 この三つの関係を覚えるのに、テントウムシのような図を書いて
「ハ・ジ・キ」と頭文字で覚えルと言うのが良くある方法ですね。
 
 でも、この授業を受けた生徒、特にサッカーが好きな子は
きっと速さの問題の解き方は忘れないでしょうね。
 
 なぜなら五感を使って体験し、プロサッカー選手と一緒に
勉強したという強烈な感情は脳に対してとても強い刺激になった
はずだからです。
 
 記憶は強い刺激であればあるほど忘れにくいになります。
 
 例えば自動車に轢かれそうになり、バンパーに
触れるか触れないかというギリギリで助かったとしたら、
そのときのことは一生忘れないでしょう。
 
 これは極端な例にしても、記憶する時は何らかの方法で
刺激を強めた方が記憶がしやすくなります。
 
 そこで利用するのがイメージの力です。
 
 例えば、appleという単語を覚える時、
単に「リンゴ」と覚えるのではなく、自分が食べたことがあるリンゴの味や匂い、
手触りや食感、色、形などを思い出しながら覚えるのです。
 
 あるいはcrowdだったら、休日に買い物に行った時の人混みや、
ラッシュアワーの電車やバスの中の様子を思い出しながら覚えるのです。
 
 自分の覚えている記憶からその時の感覚や感情を結びつけ、
記憶の刺激を高めるのです

 
 始めはなかなかやりにくいかもしれませんが、思い浮かべやすいもの、
例えば味とか匂いだけでもかまいませんから、単に文字だけを覚えようとせずに、
自分の記憶にある感覚や感情と結びつけて覚えるようにしてください。
 
 慣れてくれば段々とイメージを思い浮かべやすくなります。
 
 やりやすいところからでかまいませんから、ぜひ試してみてください(^^)