楽しく勉強をしよう! -19ページ目

楽しく勉強をしよう!

成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
今回も勉強にハマるための方法についてです。
 
 
3つ目は「明確な評価をする」ということです。
 
 
明確な評価をする目的は「どうしたらより成長できるのか明確にすることで次への成長に繋げること」です。
 
 
ここで必要なことは
 
・目標を達成したのかどうか?
 
・達成できなかったとき、何が足りなかったのか、どれだけ足りなかったのかを明確にする。
 
・出来たところはどうしてできているのかを明確にする。
 
この3つです。
 
 
まずは目標を達成したのかどうかを判定します。
 
 
こんなの簡単と思われるかもしれませんが、いざ判定しようとすると迷ってしまうことも少なくありません。
 
 
それは最初に立てた目標が明確でなかったからです。
 
 
先日の記事でも書きましたが、明らかに達成できたかどうかを判定できる目標を作ることは重要です。
 
 
もし、判定が出来ないとしたら、どうして判定できなかったのかをよく考えてみてください。
 
 
そして、次回の目標設定のときには、そこを改善して目標設定をするようにしてください。
 
 
次に、達成できなかったときは、何が足りなかったのか、どうして出来なかったのかを明確にします。
 
 
評価は公正なものでなければ、不満が溜まるだけです。
 
 
それが他人からされる評価ならばなおさらです。
 
 
あなたはだれかがえこひいきされていると思ったことはありませんか?
 
 
そんなとき、どんな気分がしましたか?
 
 
たぶんとても嫌な気持ちだったと思います。
 
 
では、なぜえこひいきをされていると思ったのでしょうか?
 
 
たぶん、その時あなたは「あの子は○○なのに、どうして私は褒めてもらえないの」と相手の評価に疑問が浮かんだはずです。 
 
 
つまり、どうしてそのように自分と相手が評価されたのかが明確になっていなかったから、相手が自分の考えよりよく評価されるとえこひいきをされたように感じるのです。
 
 
もし、どうしてそのように評価されたのかが納得できていれば、悔しさは感じても、えこひいきをされていると言うようには感じなかったでしょう。
 
 
ですから、なぜ目標を達成できなかったと評価したのかという明確な説明が必要になるのです。
 
 
そして、もう一つ重要な理由が、次に改善するための道筋を示すということです。
 
 
「今回は30個単語を覚えることを目標にしたけど、28個だけしか覚えることが出来なかったから目標は達成できなかった。後2個覚えれば目標達成だったわけだから、今度はあと二つ多く覚えられるように頑張ろう」
 
 
なぜ目標が達成できなかったのかが分かれば、その足りなかった部分を補うためにはどうしたらよいのかと言うことを考えることが出来ます。
 
 
この次への努力への道筋が明確になっていないと、「自分の力はここまでしかないんだ.努力してもムダだ」とモチベーションが下がってしまいます。
 
 
ですから、目標を達成できなかったときに、どこがどう足りなかったのかを明確にする必要があるのです。
 
 
そして、同様に出来ているところを明確にすることも大事です。
 
 
出来ていると言うことだけで安心してしまって、どうして出来たのかと言うことがよく分かっていないと言うことも意外とあります。
 
 
どこが正しかったのか、きちんと理解できれば、次にも同じように目標を達成することが出来ます。
 
 
また、仮に目標を達成できなかったとしても、出来たところに注意を向けることで自信を付けることにも繋がります。
 
 
これも最初はお子さん一人でするのは難しいでしょう。
 
 
ですから、始めはあなたがお子さんに質問することで、考え方を誘導したり、勉強の細かな部分については先生に質問するように促す必要があるかもしれません。
 
 
しかし、これも段々とひとりでできるようになれば、社会に出てからとても約に立つ習慣になります。
 
 
是非、お子さんを励まして、少しずつでもできるように手助けをして上げてください

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
昨日は目標の設定の仕方についてお話ししました。
 
 
今日は手段についてお話ししていきたいと思います。
 
 
目標を立てたのはいいけれども、挫折してしまう原因の一つは、目標を達成するための方法が分からないということがあります。
 
 
例えば「家が欲しい」という人に「土地も材料も道具もみんな揃えて上げるし、家を建てるための時間も上げるから、自分で建ててご覧」と言われても多くの人は「どうやって建てればいいの?」と呆然としてしまうのではないでしょうか?
 
 
「今度の定期テストで英語で80点取るぞ!」と目標を決めたとしても、「でも、どうやったら80点取れるの?」と呆然としてしまうお子さんも多いのです。
 
 
そのため、目標を達成するための手段を考える必要があるわけです。
 
 
手段を考える際には具体的に次に何をすればよいのか明確にする必要があります。
 
 
例えば、「英語の勉強をする」では単語を覚えるのか、教科書を音読するのか、問題集を解くのかといったようにいくつもやることが考えられ、それに迷ってしまうため、行動に移せなくなるのです。
 
 
ですから、「教科書の新出単語をカードに発音記号と意味と一緒に書く」「ワークを毎日1ページずつやって、試験までに3回繰り返す」と行ったように具体的にすぐに行動を起こせるような方法まで分解していく必要があるわけです。
 
 
逆に言うと、単に「単語を10回書く」「教科書を3回音読する」とすることだけ指示されてやるのではなく、どういう意味づけでそのことをするのかが明確になることでやる気を引き出すことが出来ます。
 
 
そこで必要になってくるのが、ここでも現状分析です。
 
 
例えば、前回のテストの配点が「単語:20点、英文理解:50点、和文英訳:30点」だとします。
 
 
それに対して得点は「単語:10点、英文理解:30点、和文英訳:20点」だとします。
 
 
80点を取るには後15点アップさせる必要があります。
 
 
そこでテスト問題を分析して、どこでアップさせるかを考えるわけです。
 
 
仮に「単語はいつも今回の範囲と前回の範囲の新出単語しか出ていないなぁ。和文英訳はワークの問題から出ることが多いけど、独自の問題も1つは出るんだよなぁ。英文理解はワークと同じ問題が半分くらい、残りは先生の独自の問題だったな」とテストの内容を分析したとします。
 
 
この分析をもとに、得点の取りやすさなどを勘案して、どうすれば15点アップさせることが出来るかと言うことを考えてみます。
 
 
「単語は出るところが決まっているから、ここは完全に覚えて満点を狙おう。発音問題俄然かいは全然出来なかったら、特に発音も覚えるように気をつけよう。ワークは3回は繰り返すようにしよう.前回は1回しかやらなくて、カンで答えた選択問題が意外にあっていて、得点がよかっただけだからなぁ。でも、」
 
 
このように考えるとやるべきことは

・今回と前回の試験範囲の新出単語を発音を含めて全て覚える。
・今回の試験範囲のワークを3回繰り返す

の2つと考えられます。
 
 
あとはこれを実行するための計画を立てていきます。
 
 
このように目標を達成するために必要なことを見つけて、具体的に何をすればよいのかを見つけていくのです。
 
 
もちろん、最初から一人でこうするのは難しいでしょう。
 
 
でも、前回の結果をしっかりと見直して、どうしてこのような結果になったのか、どうしたら失敗したことを繰り返さずに済むかということを考えるクセをつけていくようになれば、段々とできるようになっていきます。
 
 
それまでは親御さんから、そういうことを考えるように促すような問いかけをしたり、具体的な改善策については先生に質問するように促すように声を掛ける必要があります。
 
 
しかし、これも何度も繰り返していくことで先生などに相談しながら段々と自分でできるようになっていきます。
 
 
この考え方も大人になって仕事をするときに約に立ちます。
 
 
身につけるまでは大変かもしれませんが、少しずつでも練習して身につくようにしていきたいですね。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
昨日はなぜゲームにハマるのかというお話しをしました。
 
 
ゲームにハマるのは
 
 
1.明確な目標
2.目標に至るための手段が明確になっている
3.行動の結果がきちんとフィードバックされる
 
 
と言う理由があると言うことをお話ししました。
 
 
これを勉強に当てはめる方法について考えていきたいと思います。
 
 
始めに目標です。
 
 
明確な目標というのは成功したのか失敗したのかが第三者にも分かる目標ということです。
 
 
例えば、子どもにテスト勉強の目標を聞くと、「英語を頑張る」という答えがよく返ってきます。 
 
しかし、これは良い目標とは言えません。
 
 
何を持って「頑張った」と言えるのかは人によって異なるからです。
 
 
ある人は「毎日英語を1時間勉強した」と言うことで頑張ったと判断するかもしれません。
 
 
しかし、別の人は「毎日英語を3時間勉強した」と言うことでないと頑張ったと判断しないかもしれません。
 
 
ですから、目標は第三者でも判断できるように数字で表すのが望ましいです。
 
 
例えば、「英語のテストで80点取る」「大問1の単語の意味を書く問題は全問正解する」といったようなものです。
 
 
もう一つ気をつけることは目標のレベルです。
 
 
目標設定理論というモチベーションと目標の関連ついての考え方では、「目標達成が困難であるほどモチベーションが高まる」とされています。
 
 
あまりに簡単なものではやる気が出ないと言うことです。
 
 
但し、この考え方は「目標達成することに本気で挑戦する」ことが前提です。
 
 
例えば、これまで30点しか取ったことのない子が100点を取ることを目標にしたらどうでしょうか?
 
 
その子の性格にもよりますが、とても無理だと思い、そもそも挑戦しようとも思わないかもしれません。
 
 
私が会計事務所に勤めていたとき、よく所長から「経営計画の適切な目標とは達成できるかどうか五分五分の目標だ」と言われていました。
 
 
これはお子さんの目標であっても同じです。
 
 
お子さんの現在の実力から考えて、「今のままではダメだけれど、頑張ればできるかもしれない」と思えるレベルの目標を設定するのです。
 
 
さらっと書きましたが、実際、この「本気になれるぎりぎりの目標」を設定するというのは難しいと思います。
 
 
他人の目を気にして高すぎる目標を設定したものの結局達成できなかったり、逆に慎重になりすぎて低すぎる目標を設定した結果まるで達成感を味わえなかったり、といったことになりがちです。

 

 
最初はお子さん一人で適切な目標を設定するのは難しいと思います。
 
 
ですから、何度か一緒に目標を設定して上げる必要があるかと思います。
 
 
#学校や塾の先生に相談するように促すのもいいと思います。
 
 
そして、段々と自分で試行錯誤しながら、自分にとって適切な目標設定ができるようになっていきます。
 
 
一旦、お子さん自身が目標を設定することにしたら、お子さんから相談されるのでなければ、目標の数値そのものには口を出さないでください。
 
 
結果が出た時点で、お子さんの気持ちを聞きながら、どうしたらより適切な目標を設定できるのかについてアドバイスするのはかまいません。
 
 
「押しつけられた目標」ではなく「自分が決めた目標」
 
 
これもモチベーションを上げるのに重要なことです。
 
 
次回は手段について書いていきたいと思います