今回も勉強にハマるための方法についてです。
3つ目は「明確な評価をする」ということです。
明確な評価をする目的は「どうしたらより成長できるのか明確にすることで次への成長に繋げること」です。
ここで必要なことは
・目標を達成したのかどうか?
・達成できなかったとき、何が足りなかったのか、どれだけ足りなかったのかを明確にする。
・出来たところはどうしてできているのかを明確にする。
この3つです。
まずは目標を達成したのかどうかを判定します。
こんなの簡単と思われるかもしれませんが、いざ判定しようとすると迷ってしまうことも少なくありません。
それは最初に立てた目標が明確でなかったからです。
先日の記事でも書きましたが、明らかに達成できたかどうかを判定できる目標を作ることは重要です。
もし、判定が出来ないとしたら、どうして判定できなかったのかをよく考えてみてください。
そして、次回の目標設定のときには、そこを改善して目標設定をするようにしてください。
次に、達成できなかったときは、何が足りなかったのか、どうして出来なかったのかを明確にします。
評価は公正なものでなければ、不満が溜まるだけです。
それが他人からされる評価ならばなおさらです。
あなたはだれかがえこひいきされていると思ったことはありませんか?
そんなとき、どんな気分がしましたか?
たぶんとても嫌な気持ちだったと思います。
では、なぜえこひいきをされていると思ったのでしょうか?
たぶん、その時あなたは「あの子は○○なのに、どうして私は褒めてもらえないの」と相手の評価に疑問が浮かんだはずです。
つまり、どうしてそのように自分と相手が評価されたのかが明確になっていなかったから、相手が自分の考えよりよく評価されるとえこひいきをされたように感じるのです。
もし、どうしてそのように評価されたのかが納得できていれば、悔しさは感じても、えこひいきをされていると言うようには感じなかったでしょう。
ですから、なぜ目標を達成できなかったと評価したのかという明確な説明が必要になるのです。
そして、もう一つ重要な理由が、次に改善するための道筋を示すということです。
「今回は30個単語を覚えることを目標にしたけど、28個だけしか覚えることが出来なかったから目標は達成できなかった。後2個覚えれば目標達成だったわけだから、今度はあと二つ多く覚えられるように頑張ろう」
なぜ目標が達成できなかったのかが分かれば、その足りなかった部分を補うためにはどうしたらよいのかと言うことを考えることが出来ます。
この次への努力への道筋が明確になっていないと、「自分の力はここまでしかないんだ.努力してもムダだ」とモチベーションが下がってしまいます。
ですから、目標を達成できなかったときに、どこがどう足りなかったのかを明確にする必要があるのです。
そして、同様に出来ているところを明確にすることも大事です。
出来ていると言うことだけで安心してしまって、どうして出来たのかと言うことがよく分かっていないと言うことも意外とあります。
どこが正しかったのか、きちんと理解できれば、次にも同じように目標を達成することが出来ます。
また、仮に目標を達成できなかったとしても、出来たところに注意を向けることで自信を付けることにも繋がります。
これも最初はお子さん一人でするのは難しいでしょう。
ですから、始めはあなたがお子さんに質問することで、考え方を誘導したり、勉強の細かな部分については先生に質問するように促す必要があるかもしれません。
しかし、これも段々とひとりでできるようになれば、社会に出てからとても約に立つ習慣になります。
是非、お子さんを励まして、少しずつでもできるように手助けをして上げてください