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楽しく勉強をしよう!

成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

 こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
 今日も前回に引き続き、テストの花道より、英単語の覚え方の続きです(^^)
 
 
 始めに飯田陽一郎式について、補足がありました(^_^;
 
 
 4)覚えてきたらカードを切って、順番を入れ替える
 5)覚えたと自信があるカードは抜いていき、覚えられないカードを集中的に覚える
 
の二つです。
 
 
 順番を入れ替えるというのは意外と重要です。
 
 
 日本語訳と英単語が結びつかないで、順番だけを覚えているというのもありがちだからです。(私もこれでよく失敗しました(^_^;)
 これを避けるためにはこのように順番を変えるというのが有効ですね(^^)
 
 
 カードを抜くことについては、慎重な人の場合、なかなか決断がつきにくいかもしれません。ただ、英単語の暗記は一度覚えて終わりと言うことではなく、期間を空けて復習をする必要もあるので、その時に復習するチャンスもあるので、あまり深刻になる必要はないのではないかと思います。
 
 
 では、続きを行きましょう(^^)
 
 
5.秋田紗矢子式
 
 
 1)大きめのカードに表に英単語、裏は二分割して上に意味と派生語、下に例文と訳を書く。
 2)じっくりと見て覚える
 
 
 これは関連事項を同時に覚えることで、記憶の定着を図るやり方ですね。
 
 
 一見、覚えることが大量で大変そうに見えますが、派生語をまとめて覚えることで記憶を効率化できます。また、人は無味乾燥なデータよりも、意味の通った物語の方がより記憶に残りやすいものです。そういう意味で、例文も一緒に覚えるというのはよい方法だと言えます。
 
 
 また、部員の感想によると色々考えながら記憶するので、その分記憶に残りやすいと言っていました。確かに派生語の出来方(接尾辞や接頭辞など)に注目したり、例文の様子をイメージすることで記憶に残りやすくなりそうですね。
 
 
6.大田千裕式

 

 1)ノートを見開きでつかい、左側を3分割して、単語、意味、例文を書く
 2)その際、例文は自分で考える
 3)右側に例文のイメージを思い浮かべながら書いて練習する。
 
 
 この方式のキモは自分で例文を作ることです。イメージで覚えることで記憶に残りやすくなりますが、例文を自作することでイメージ思い浮かびやすくなりますし、少々突飛な例文を作ることでより印象を強めることも出来ます。
 文法的に間違えがない例文を作る必要はあると思いますが、辞書にある例文の主語や目的語を変えるだけでもかなり印象深い文を作ることが出来ると思います。
 
 
7.八角梨紗式

 

 1)ノートを見開きで使い、左側を二分割し、単語と意味を書く
 2)右側に辞書に書いてある例文を写す(訳は付けない)
 3)単語を10個書くごとに、左側を折って、英語をみて意味が分かるかをチェックする
 4)思い出せないときは、例文を見て、意味を考える
 5)それでも思い出せない単語はチェックして、後からもう一度見直す。
 
 
 このやり方は想起のいい訓練になりそうですね。単に分からない単語の答えをみてチェックするのではなく、例文を見るという思い出す為のヒントを使うことにより、思い出すときのきっかけ作りをしっかりできることになりそうです。
 
 
8.山田有紗式
 
 1)ノート1ページを三分割し、左に英単語、真ん中に訳、右に語呂合わせを書く
 
 
 これはかなり人によって好き嫌いが出そうな気もしますが、自分で語呂合わせを考えるというのは、いい方法だと言えます。市販の参考書や単語集でも語呂合わせをつかって記憶するというのがありますが、他人が作った語呂合わせだと、少し無理があると記憶に残りにくかったりします。その点、自作であれば多少苦しい語呂であっても、逆のそれが記憶に残りやすくなります。
 
 
9.杉本昌毅式

  

1)単語、例文、意味が流れてくるリスニング教材を準備する
 2)単語のイメージを自分の身体で表現しながら、単語を聞いて意味がすぐに思い浮かぶまで何度も繰り返し聴く
 
 
 この方式の良いところは身体の感覚を活用しているところですね。以前、多元知性の話をしたことがありますが、身体的知性が優れている人にとってはこのやり方があっていると思います。役者さんでも縁起を実際にしながら台詞を覚える方がいるそうですが、その人も同じタイプなのかもしれません。
 
 
 色々な覚え方がありましたが、さらにこれらを組み合わせたりして、自分にあった覚え方を試すのも良いかもしれません。
 
 
 迷ったらまずは試すこと。そうすることで、段々自分にあった方法が見つかります(^^)

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
今日は恒例(?)の「テストの花道」ネタです。
 
 
今回は勉強合宿編と言うことで、色々な勉強法を花道の先輩(有名大学生)がベン部のメンバーに直接指導するというものです。
 
 
特に面白いのは8人の先輩がそれぞれの英単語暗記法を指導するというものです。
 
 
これまでにも「人によって最適な勉強方法・暗記方法は違う」と言うことを書いてきましたが、実際、これだけ色々な暗記方法があるのかと私自身感心しました。
 
 
そしてどれもが記憶の基本を抑えているのです。
 
 
私の考える記憶の基本というのは、
 
 
・記銘の強さ
・反復回数の多さ

 
 
です。
 
 
 記銘の強さというのは、どれだけ強く覚えられるかということです。
 例えば、イメージすることで視覚に強く訴えたり、口に出したり手を動かしたりと言った五感を複数動員するような方法です。
 旅行先でとても感動的な風景を見たり、自己で危うくしにそうになったりという強烈な経験はたった一度でも忘れられないのと同じことです。
 
 
 反復回数というのはどれだけ繰り返して復習をしたかということです。
 タイミングによる効率の善し悪しはありますが、基本的に繰り返せば繰り返すほどしっかり記憶します。
 毎日歩いている道筋は覚えようとしなくてもしっかり覚えているのと同じですね。
 
 
つまり、
 
記憶の強さ=記銘の強さ×反復回数の多さ
 
といえます。
 
 
さて、それではそれぞれ個別の方法を見ていきましょう。
 
 
1.斎藤昭雄方式
 
 1)25語を一セットにして、発音しながら何度も書いて覚える
 2)ある程度覚えたら、A3用紙を下図のように6分割して、①の部分に最初の25個をテストする


楽しく勉強をしよう!-a3

 3)次に26~50個目をテストするとき、26個目からではなく、1個目から全てテストをする。

  (②のところに1~25、③に26~50の所からテストする)
 4)同様に、51~75個目を覚えたら、1から25単語ずつ、全て1個目からテストをし直す。

  (④に1~25、⑤に26~50、⑥に51~75の単語のテストを行う)

 5)2枚目は76~100を覚えたら①に26から、101~125を覚えたら④に51からとずらしてテストをしていく
 
 
 
最初に覚える時に手と口をつかい、記銘を強めていますが、一番のミソは何度も最初からテストをし直すということですね。
 
 
こうすることで特に最初の方の単語は、何度も繰り返すことで、しっかり覚えられるようになります。
 
 
2.天明麻衣子式
  
 1)覚えるまで発音しながらひたすら書く
 2)空き時間に単語帳で覚えているかチェックする
 3)覚えていなかったら、同じように発音しながら覚えるまで書く
 4)これを完全に覚えるまで繰り返す
 
 
これも基本は「繰り返す」パターンですね。
 
 
3.長谷川将己式
 
 1)単語を10回声に出して読む
 2)単語と日本語訳を交互に10回読む
  その際、a.アクセントを強調する
      b.綴りを指でなぞる

 この方式のポイントは単語帳しか使わないと言うことです。自分でカードを作るなどの手間を省き、その分繰り返す回数を増やし、場所を選ばず、ちょっとした時間でも勉強できるというメリットがあります。効率を考えると非常によい方法だと言えますね。
 
 
 これも覚える時には声に出し、指でなぞると言った記銘を強める方法を併用しています。 
 
4.飯田陽一郎式
 

 
 1)単語カードの表に英単語、裏側に日本語訳を書く
 2)メトロノームの音に合わせて、リズミカルにとにかくどんどんカードをめくってみていく
 3)分からなくてもとにかくめくる
 
 
 これは「反復」に徹底的に集中したやり方ですね。
 
 
 無理に覚えようとする必要はないので、英語があまり好きじゃない人にも向いているかもしれません。
 
 
 まだ、残り4つ有りますが(^_^;とりあえず今回はここまで。
 
 
 また、次回続きを書きますね(^^)
 

 こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
 暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
 
 
 こう暑いとやる気が出ないと言う人も多いのではないでしょうか?
 
 
 私も暑いのが苦手で面倒なこと苦手なことにはつい....(^_^;
 
 
 特に切羽詰まっていないものは後回しになりがちです。
 
 
 こう言うときにやる気をアップさせる方法のひとつに「紙に書き出す」というのがあります。
 
 
 やり方は簡単で、まずレポート用紙やノートを縦半分に折り、左側上部ににメリット、右側上部にデメリットと書きます。
 次に左にやろうと思うけれどもなかなかやれない行動をしたときに得られるメリットを、右にその行動を取らなかったときに被るデメリットを書いていきます。
  
  
 例えば、しようと思うことが「単語帳の単語を夏休み中に全て覚える」だとします。
 
 
 メリットとしては
 ・2学期以降英語が得意になる
 ・2学期の中間テストでよい点を取り、褒められる
 ・自分に自信がつき、英語が好きになる
 等と言ったことが考えられます。
 
 
 逆にデメリットとしては
 ・英語が苦手のままになる
 ・テストの点が悪く怒られる
 ・希望する高校に行けなくなる
 
 
 等と言ったことが考えられるでしょう。
 
 
 このリストはできるだけ多く、できるだけ細かくすればするほど効果が上がります。
 
 
 かき上げたら、メリットやデメリットが自分の身に起こっているところをできるだけ詳しくイメージが湧くように想像してみましょう。
 
 
 リストの内容が多く、かつ状況が細かく描写されていると、イメージがしやすくなり、モチベーションが上がりやすくなります。
 
 
 言い換えれば自分の脳にメリットという「飴」とデメリットという「鞭」を刻みつけるのです。
 
 
 頭の中で考えているだけだと、あちこちに考えが飛んでなかなかまとまらないものです(これは脳の仕組み上仕方がないことのようです。ですから、放射状にノートをとるマインドマップというノート方が脳を活性化すると言われるのでしょう)
 
 
 また、将来の夢が思いつかないというお子さんがけっこういますが、そういうお子さんにはとにかく自分のやりたいことを次々と書き出していくことをお勧めします。
 単純なこと、簡単なことでかまいません。例えば「ジュースを飲みたい」とか「ゲームをしたい」とかいったことでもいいのです。とにかくできるだけたくさん書くこと、目安としては100個くらい書き出してみましょう。
 
 
 試してみると分かりますが、以外と書けないものです。それでもできるだけ宅三角と言うことを繰り返すうちに、段々と自分の考えがまとまり、将来の夢が見えてきます。
 
 
 迷ったときにはとにかく紙に書き出すこと。
 
 
 こうすることが問題解決の第一歩になります。
 
 
 夏休みのように時間があるときに、一度試してみてください。きっとその効果を感じるはずです。