こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
今日は恒例(?)の「テストの花道」ネタです。
今回は勉強合宿編と言うことで、色々な勉強法を花道の先輩(有名大学生)がベン部のメンバーに直接指導するというものです。
特に面白いのは8人の先輩がそれぞれの英単語暗記法を指導するというものです。
これまでにも「人によって最適な勉強方法・暗記方法は違う」と言うことを書いてきましたが、実際、これだけ色々な暗記方法があるのかと私自身感心しました。
そしてどれもが記憶の基本を抑えているのです。
私の考える記憶の基本というのは、
・記銘の強さ
・反復回数の多さ
です。
記銘の強さというのは、どれだけ強く覚えられるかということです。
例えば、イメージすることで視覚に強く訴えたり、口に出したり手を動かしたりと言った五感を複数動員するような方法です。
旅行先でとても感動的な風景を見たり、自己で危うくしにそうになったりという強烈な経験はたった一度でも忘れられないのと同じことです。
反復回数というのはどれだけ繰り返して復習をしたかということです。
タイミングによる効率の善し悪しはありますが、基本的に繰り返せば繰り返すほどしっかり記憶します。
毎日歩いている道筋は覚えようとしなくてもしっかり覚えているのと同じですね。
つまり、
記憶の強さ=記銘の強さ×反復回数の多さ
といえます。
さて、それではそれぞれ個別の方法を見ていきましょう。
1.斎藤昭雄方式
1)25語を一セットにして、発音しながら何度も書いて覚える
2)ある程度覚えたら、A3用紙を下図のように6分割して、①の部分に最初の25個をテストする
3)次に26~50個目をテストするとき、26個目からではなく、1個目から全てテストをする。
(②のところに1~25、③に26~50の所からテストする)
4)同様に、51~75個目を覚えたら、1から25単語ずつ、全て1個目からテストをし直す。
(④に1~25、⑤に26~50、⑥に51~75の単語のテストを行う)
5)2枚目は76~100を覚えたら①に26から、101~125を覚えたら④に51からとずらしてテストをしていく
最初に覚える時に手と口をつかい、記銘を強めていますが、一番のミソは何度も最初からテストをし直すということですね。
こうすることで特に最初の方の単語は、何度も繰り返すことで、しっかり覚えられるようになります。
2.天明麻衣子式
1)覚えるまで発音しながらひたすら書く
2)空き時間に単語帳で覚えているかチェックする
3)覚えていなかったら、同じように発音しながら覚えるまで書く
4)これを完全に覚えるまで繰り返す
これも基本は「繰り返す」パターンですね。
3.長谷川将己式
1)単語を10回声に出して読む
2)単語と日本語訳を交互に10回読む
その際、a.アクセントを強調する
b.綴りを指でなぞる
この方式のポイントは単語帳しか使わないと言うことです。自分でカードを作るなどの手間を省き、その分繰り返す回数を増やし、場所を選ばず、ちょっとした時間でも勉強できるというメリットがあります。効率を考えると非常によい方法だと言えますね。
これも覚える時には声に出し、指でなぞると言った記銘を強める方法を併用しています。
4.飯田陽一郎式
1)単語カードの表に英単語、裏側に日本語訳を書く
2)メトロノームの音に合わせて、リズミカルにとにかくどんどんカードをめくってみていく
3)分からなくてもとにかくめくる
これは「反復」に徹底的に集中したやり方ですね。
無理に覚えようとする必要はないので、英語があまり好きじゃない人にも向いているかもしれません。
まだ、残り4つ有りますが(^_^;とりあえず今回はここまで。
また、次回続きを書きますね(^^)