英文法が合ってるかどうかが気になるのは、英文法の問題を解いてるときだけじゃありませんよね?
たとえば、自分が書いた英文が「これってちゃんと文法的に合ってるのかな?」と気になるときがあるはずです。
「この日本文を英文にしなさい」という問題を解いてるときじゃなくて、スピーチとかレポートとかのように、自分が考えたことを英語になおすときに特に思うはずです。
自由英作文のような形になると、「この文法がポイントの問題なんだろうな」という判断ができにくいため、自分の英語にとくに自信がなくなることもあるでしょう。
そして、すぐに誰かに質問できる状況ならいいんですが、質問できる相手が毎回必ずそばにいるとは限りません。
そんなときに役立つ相手がインターネットです(もちろん、自由英作文が出題されてる試験を解いてるときは、それも使っちゃダメで、自分の知識で解決するしかないですが)。
「え、でも、インターネットって検索する単語とか入れて検索するんじゃないの?自分が書いた英文をそのまま検索しても何も出ないんじゃないの?」と思われましたか?
たしかにそのとおりで、ふつうに自分が書いた英文を検索窓に入れたところで思ったとおりの調べ方はできません。
ちょっとしたコツが必要です。
たとえば、自分が書いた英文の主述がちゃんと正しいものになっているかどうかを調べたいとしましょう。
例文として、「調査をすることで技能を習得した」ということを英訳した文で、
Surveying acquired skill.
と書いたとします。
ちなみに、先に答えを言うと、この英文は間違いです。
これだと「調査をすることは技能を習得した」となって、習得したのは「自分」ではなく「調査」になっちゃうからです。
主語と述語が合っていないという、文法的な大きいミスをおかしています。
主述が正しいかどうかを調べるためには、その英文の主語と動詞を1語ずつ抜き出してそれを""(ダブルクオーテーション)で囲みます。
あ、もちろん、主語と動詞の間には半角スペースを入れてください。
上の英文の場合だったら、"Surveying acquire"となります(過去形のままでもいいんですが、原形のほうがより正確に調べれます)。
これを検索窓に入れてGoogle検索します。
すると、このブログ記事を書いている時点では238件ヒットとなりました。
この件数、かなり少ないです。
少ないということは、そんな英文があるサイトなどほとんどないということですから、そんな書き方はしないということになります。
こうやって判断して、「この主述は間違いだ」と判断できるわけです。
自分の直感としては、5~10万以上の件数がひっかからなかったら、「ちょっとその主述はおかしいんじゃないか」と疑ったほうがいいのでは?と思ってます。
(ちょっとこの件数については、人によってもっとばらつくかもですが)
他にも、文法的に合ってるかどうか調べたい部分だけを抜き出してそれで検索をかけるというのも有効という場合があります。
この方法については、件数はあまり参考にならないのですが、検索でひっかかったサイトの説明文のところがカギになります(サイトのタイトルの下に書いてるちょっとした文のやつのことです)。
その説明文のところで、ちょうど自分が書いた文の語順と同じ語順で使われているのが、どれほどあるかというのを見るんです。
自分の文の語順と同じ語順で使われているサイトがほとんどない場合、その文法は間違いだという可能性が高いです。
Google検索で文法の正しさの判定が手助けされてしまうなんて、やっぱりGoogleってすごいんですね!