中学校の英語では、現在進行形とか過去進行形しか出てこなかった進行形ですが、高校英語になると、進行形には未来進行形っていうのが仲間入りするようになります。
しかも、訳し方にもちょっとバリエーションができるので、一口に進行形といっても少しだけパワーアップしてますよね?
今回のサクッと演習シリーズは、そんな進行形についてスポットを当てたいと思います。
おそらく高校1年の1学期の授業ですでに取り上げた学校のほうが多いと思います。
ぜひ1学期の復習として取り組んでみてください!
チェック問題
次の英文を日本語に訳してください。
1.I am leaving for London tomorrow.
2.The brothers were always quarreling with each other.
解説
1.ふつう進行形は、「~している」「~していた」なんて意味で訳しますね。
そういうふうに訳して、やっている最中だということを示すわけです。
さて、そしてこの問題の現在進行形ですが、tomorrow(明日)という単語が使われています。
ということは、明らかに「~している」と訳してはダメだとわかります。
(「~している」というのは、今やっている最中だということを示すため)
こんなふうに、未来のことをあらわしている言葉と一緒に使われているときは「~する予定だ」という意味を持つようになります。
leave for ~は「~へ向けて出発する」という意味ですから、この文の日本語訳は、
「私は明日、ロンドンへ向けて出発する予定です」
となります。
ポイント
未来のことをあらわす言葉とともに使われている進行形の意味は「~する予定だ」
2.まず、この文に使われているquarrelの意味は大丈夫でしょうか?
「口げんかをする、言い争う、口論する」という意味です。
この文では過去進行形が使われているので、「~していた」と訳したいところですが、この文にalwaysというのがありますね?
alwaysとか、all the time(いつも)、constantly(絶えず)というような、「いつも」という意味あいがある言葉と使われている場合は、「~ばかりしている」「~ばかりしていた」と訳すと、しっくりくることが多いです。
だれと口げんかしていたのかというと、with each otherとあります。
each otherは「お互いに」という意味ですね?
よって、日本語訳は、
「その兄弟は互いにいつも口げんかばかりしていた」
となります。
とはいっても、別に「~ばかりしていた」と訳さずに、「~していた」と訳しても特に問題があるというわけではありません。
(「いつも口げんかしていた」となっても十分、通じる日本語です)
あまりガチガチに考えすぎなくてもいいとは思います。です。
ポイント
「いつも」という意味あいが強い言葉とともに使われている進行形の意味は「~ばかりしている(していた)」