「【たにーのBボーイスクール】中学1年英語・三単現のs」の補足説明 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

先日、中学英語の解説動画をアップしたことをこのブログでお知らせしました。
まだ見ていないという人はいますでしょうか?
もし見ていないって場合は、下のリンクからぜひチェックしてください!(^_^)/

https://youtu.be/cbt_FByLDOM

今日はこの動画の補足説明を書いていきます。
補足説明事項は2つです。

1.「三人称」のもっと簡単な区別
動画では、三人称というのは、「自分のことでも相手のことでもない人やもの」と説明しました。
これが単純でわかりやすいかなって思いましたが、いかがでしたか?

「なんとなくわかるんだけど、もうちょっと単純だとありがたい…」と思った人は、このような考え方はどうでしょうか?
「~さん」と呼べるものはすべて三人称だと考えるんです。
たとえば、「彼」「彼女」というものは、その正体は「ヤマダさん」とか「スズキさん」のような、「~さん」と呼べる人のはずですね。
だから三人称だと考えることができます。

あるいは、My father(私の父)というのも、けっきょく「お父さん」と呼ぶことができるわけだから、やっぱり三人称だと考えることができます。
(実際、My fatherというのは、「私、自分自身」でもなく、「あなた」でもない、まったく関係ない人だから三人称です)

「え、じゃあ、the book(その本)とかit(それ)みたいな、ものってどうなるん?」と思ったかもですが、これも大丈夫。
小さい子どもならばよくわかるかもですが、小さい子どもは「本さん」とか「猫さん」とか「車さん」みたいに、ものに対しても「~さん」なんて呼ぶことがありますね?
ちょっと無理やりかもしれませんが、ものも「~さん」と呼ぶことができます。

2.0人が主語の場合
nobody、あるいはno oneという表現。
どちらも「だれも~ない」という意味で、これを文の主語のところ(つまり、文の最初)に置くとこれだけで否定文の意味あいの文が作れるんです。
たとえば、こんな感じ。

Nobody knows it.(だれもそれを知らない)

don'tとかそんなのを使わなくても否定文の感じの文ができました。
そして、気づきましたか?
この文の動詞であるknowに三単現のsがついています。

「だれも~ない」ってことは、実際の人数は0人のはずです。
英語では、主語の部分が0人の場合でも三単現のsをつけます。

これは主語の部分が「何も~ない」を意味するnothingでも同じです。
nothing happens.(何も起こらない)
「何も~ない」ってことは、0個のはずですが、この場合も動詞のhappen(起こる)に三単現のsがついています。