スラッシュリーディングのコツ | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

英文の読み方にスラッシュリーディングというのがあるのを知ってますでしょうか?
スラッシュというのは「/」のことですね?
これを英文に入れて、その区切りごとに意味をとらえるってやり方です。

たとえば、この英文にスラッシュを入れていくとしましょう。

The girl sitting over there plays tennis with her father and sister on Sundays.

こんなふうにスラッシュを入れると意味がとりやすくなりませんか?

The girl sitting over there /plays tennis /with her father and sister /on Sundays.
「向こうに座っている少女は/テニスをする/彼女の父親と姉と一緒に/日曜日に」

こうすることで、「なるほど、少女の話をしてて、誰といつ何のスポーツをするのかを言ってるんやな」とわかりますね。
ちょっと長いな、って英文もこのやり方を使えば意味がわかりやすくなりますね。

ただ、こんなことを言われても、英語が苦手な人にとっては、どこにスラッシュを入れたらいいのかってわかりませんよね?
スラッシュを入れるのが、この読み方の一番重要なところなんですが、そこでつまづくことってないですか?

ということで、今回は「どこでスラッシュを入れるのか」を説明したいと思います。

1.動詞の直前(長い主語の後)
たとえば、さっきの英文だったら、playsという動詞がありました。
その前で区切ってますね?

なんでここで区切ったらいいのかというと、英語は「主語+動詞」の語順で文が始まりますよね?
ということは、動詞の部分で区切れば、そこから前の部分は全部主語の部分だとわかるからです。
だから、主語が長くなってる文は、それを使って「あ、ここからここまでが主語やな」と判断できるきっかけが作れるんです(^_^)

2.前置詞の前
さっきの英文だったら、with(~と一緒に)とかon(~に)が前置詞です。
だから、その前にスラッシュが入っています。

前置詞の数はそこまで多いわけじゃないんで、前置詞を覚えてしまって、そこで区切ろうと思っておけばいいですね。
それが無理だという人は、日本語の「てにをは」のような、あるんだかないんだかビミョーな意味しかない単語と思っておくと実感がわきやすいんじゃないでしょうか^^;

3.接続詞の前
接続詞、つまり「つなぎことば」にあたる単語のところでもスラッシュを入れれますよね?
たとえば、この文で考えるとわかりやすいでしょう。

He lives in Japan and she lives in USA.

スラッシュを入れると…
He lives in Japan /and she lives in USA.
「彼は日本に住んでいる/そして彼女はアメリカに住んでいる」

つなぎことばなんですから、文と文をつないでいるにすぎませんから、意味としてもそこでちょうどいい切れ目になっているのは想像しやすいですよね。

4.関係詞の前
関係代名詞とか関係副詞のところでもスラッシュを入れることができますが、この例文を使って考えましょう。

The boy who lives next to my house goes to high school which stands near the station.

関係詞の前とか、動詞の前にスラッシュを入れるとこうなります。
The boy /who lives next to my house /goes to high school /which stands near the station.
「少年/私の家の隣に住んでいる/高校に行く/駅の近くに建っている」

関係詞の部分は、その前にある名詞を修飾しているわけですから、「ここからここまでの部分が前のを修飾してるんだな」と判断できますね。