左ネジというと、ヤマハ車のバックミラーがそうですね。
コケてミラーを強打した時、緩まることでミラーに負荷がかからないようにするためとか聞いたことがありますが、
どうなんでしょう?
R75/5の右のバックミラーの取り付けネジは、正ネジ(右ネジ)なんですが、左の方は、なぜか逆ネジ(左ネジ)になっています。
まさか、右と左で巻きが逆なんて、知っている人から言われない限り誰も分かりません。
そのせいか、左の雌ネジがダメになっているものがよくあります。
知らなければ、無理に左回りに力を入れて「エイッ」ってやってしまいますよ。
私のもクラッチホルダーの雌ネジが潰れていました。
いや、以前はちゃんとしていたような…?
最初についていたミラーを外した時は、迷うことなくスムーズに外したんですから。
もともと私は、左にミラーをつけるのを嫌うせいか、いつも外したままで、ネジ穴にゴムのメクラ蓋を入れていました。
こんな風に。
それで、ずっとミラーのネジ山なんて気にしてなかったのですが、ある日、車検の時に「左右つけないと車検通らない」といわれ、いざつけようとてネジ山がダメになっていることが発覚したのです。
後のRSもそうかも知れませんが、この時代のBMWは亜鉛素材の部品がいくつかあります。
その筆頭が左右のレバーホルダーで、亜鉛はアルミに比べ摩擦には強いのですが、経年による劣化が早いようです。
金属製のモデルガンの素材も大体が亜鉛で、古いヤツはいきなりボロッと崩れます。
何でも某潤滑剤は亜鉛を劣化させる成分が入っているとか、ガンマニアに聞いたことがあります。
ミラーの取り付け穴にC○Cなんか使いませんから、やはり寄る年波の劣化でしょうね。
いずれにしても、ネジ穴を修復しないとミラーがつけられないわけで、どうせならヘリサートでしっかり補修してしまおうと考えました。
しかし、左ネジのヘリサートなんてあるのでしょうか?
ネットで調べたらありました。
ところが、左ネジ用は需要が少ないせいでしょう、M10-1.50のセットでネット販売のバーゲン価格でも信じられないような値段でした。
一生に一度しか使わない工具に大枚出すのはどうか?
そうだ! BMWのショップで修理してもらえばいいじゃん!と思い、
BMWのカスタムとかチューンで有名な某ショップに電話してみたところ、耳を疑うような回答が…
「ヘリサートとタップを用意してくれたら直します」と言う。
それじゃ医者が患者に、
「注射器と薬をもってきたら打ってあげますよ」
って言っているようなもんじゃないですか!
馬鹿いってんじゃないよ!
ヘリサートとタップもってたら自分でやるわい!
あまりにも悔しいから、高くてもヘリサートのセット買って、困っている人にボランティアで修理して回ろうかと思ったほどです。
そんな熱い思いも、時が過ぎれば冷めてしまうもので、
ヘリサートのことなど忘れかけていたところ、
(車検は毎回クランプ式のミラーで代用)
ほとんど新品、デッドストックのクラッチホルダーが入手できました。
しかも、レバーつき。
とっくに絶版になっている部品です。
あるところにはあるものだと思いました。