024.5.4 |

女性の戦ひ(1939年) 監督:佐々木康 

主な出演:川崎弘子 上原謙 森川まさみ 槇扶佐子 斉藤達夫 葛城文子 吉川満子 三浦光子 葉山正雄 木暮実千代

 

伊勢丹の新宿本店だろう、デパガ役の川崎弘子さん。この時代は、「ショップガール」と呼ばれていたようだ。そのショップガールのなほこ(川崎)が秋田(上原)の映画会社にスカウトされたのだから、普通なら舞い上がるのだろうが、川崎弘子さんだから?冷静に受けとめ丁重にお断りする。

セーブルの万引き事件や実の父親である貴族院の高澤(斎藤)とのご対面を機に秋田の会社に籍を置くこととなるが、秋田の妹・玲子のイジメや秋田に対する美代子(槇)の思いを知り、身を引くなほこ。しかし・・・ 秋田のことは感謝こそしているが、それほど愛しているわけではない感じか?そこら辺がハッキリしないのが、天然たる川崎弘子さんの魅力。

で・・・ 結局は元のショップガールへと戻っていくのだが、そこは原作の菊池寛らしい結末か?

 

玲子が言う「ヘップバーン」はキャサリン・ヘップバーンのこと。オードリーのほうはまだデビューすらしていない。