諸兵科連合は、軍隊内の異なる兵科(兵種)同士が戦闘を実施するにあたって、相互に欠けている能力を補完するために組まれる単位や形態についての戦闘教義。
諸兵種連合や諸兵連合とも呼称され、陸上自衛隊では諸職種連合と呼称する。
諸兵科連合教義は、それぞれ一種類の兵士または一種類の武器体系のみからなる兵科部隊と対照をなす。
現代の軍隊で例えれば、機甲師団は歩兵部隊・戦車部隊・砲兵部隊・工兵部隊・偵察部隊さらにヘリコプター部隊の混成からなり、単一の命令系統に組み込まれる。
諸兵科連合部隊を構成する各種部隊はいずれも単一の兵科部隊であるが、編組する場合は最大の単位を基幹にして部隊を集中させる。
また、状況が必要とした場合は更に他軍種から戦闘機や爆撃機などの航空機や艦艇による各種支援も実施される。
諸兵科連合は均質性を維持する階梯以下にまで適用される場合もある。
例えば、一時的に戦車中隊を歩兵大隊に配属させるなどがある。
陸上自衛隊では戦闘団を編成し普通科連隊の戦闘団には戦車1個中隊、施設1個小隊とか他職種を配属させる。