宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」。
作曲は久石 譲。
となりのトトロの曲と言えば「トットロ、トットーロー♪」が有名ですね。
「風のとおり道」も曲を聴けば聴いたことのある曲です。
トトロの音楽を作るにあたって、トトロの世界観を久石譲は次のように捉えています。
少し長いですが、引用します。
『となりのトトロ』は、けっしてドラマチックな映画ではない。たしかに、不思議な生き物トトロや、空を走るネコのばすいといったキャラクターは、この作品のイマジネーションを豊かにしている。
しかし、それは、自転車を三人乗りする男の子とか、小学校の授業風景とか、田舎生活のディテールの非常にリアリスティックな描写との隣合わせなのだ。そうしたリアリスティックな次元から、トトロもネコのバスも捉えられているのだ。けっして、ディズニー映画のようなファンタジーになっていない。ごく日常的な出来事の積み重ねと、その底辺に流れるヒューマンな優しさから、『となりのトトロ』の世界は生まれてくるのだ。
(「I am -遙かなる音楽の道へ-」 / 久石譲 1992年)67,68pより引用。
今日も一日清々しく元気に生きてゆきましょう。
良い曲は元気が出ますね。