元陸上幕僚長の岩田清文氏は機甲科幹部であった。
北海道とも縁が深く第七十一戦車連隊長、第七師団長、北部方面総監として活躍した元自衛官だ。
統幕長まであと一歩というのに・・・北部方面輸送隊の実弾と空包の間違いで退任してしまった・・・・。
以下産経ニュースより転載
6日の千葉「正論」懇話会(会長=千葉滋胤・千葉商工会議所顧問)の第62回講演会で、元陸上幕僚長の岩田清文氏は「国際環境の変化と我が国の防衛力」と題した講演で、核・弾道ミサイル開発を続ける北朝鮮や、軍事力を増強する中国、ロシアの活動の活発化から「冷戦後、今が最も厳しい国際環境にある」と解説した。
また、「宇宙、サイバー、電子・電磁という領域での新たな戦いの時代に入った」として、国防のあり方を議論する必要性を強調した。
冷戦後、今が最も厳しい軍事情勢、国際環境にある。
今までの「防衛計画の大綱」では間に合わない。
小野寺五典防衛相が見直しを公表したが、新大綱を含め、更なる備えをしないとこの国は守れない。
北朝鮮の核・ミサイル開発は、昨年11月に発射した「火星15」で米ワシントン近くまで飛ぶ能力を持ったと、米国に見せつけた。
次の発射では、1万3千キロ先のメキシコ沖に落とすのではないか。
北朝鮮は日本への核ミサイル攻撃能力を持ったと認識すべきだ。
日本は朝鮮半島を「核のない半島」にすべき。
「ならず者国家」が核を持った状態は安全保障上極めて危険だ。
弾道ミサイルの迎撃態勢強化に加え、米朝開戦時に備えて韓国にいる邦人を救出する態勢を準備しておくべきだ。
中国は空軍と海軍が日本海を抜けて東へ出て来ようとしている。
背景に絶対的な国防予算があり、公表されているだけでもこの10年間で3倍に増加している。
ロシアも着上陸戦闘車両の千島列島への上陸演習や、多連装ロケット、新型の地対艦ミサイルを国後島や樺太の演習場に並べるなど、今までになかった挑発的行動を繰り返している。
こうした脅威に対し、わが国独自の努力、日米同盟強化という観点から、更なる対策が必要。弾道ミサイル防衛のための地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の早期導入や、大量のミサイルを発射して敵艦隊を寄せ付けない「飽和攻撃」の能力を持つことで、紛争を抑止できる。
今後は陸海空に宇宙、サイバー、電子・電磁を加えた6つの領域で戦争が始まり、陸海空の領域に行く前に、宇宙、サイバー、電子・電磁で戦争が終わる時代に入った。
新時代の戦いに対する防衛力を持てば、わが国への攻撃を抑止できる。次の「防衛計画の大綱」の中で議論すべきだ。
ロシアも着上陸戦闘車両の千島列島への上陸演習や、多連装ロケット、新型の地対艦ミサイルを国後島や樺太の演習場に並べるなど、今までになかった挑発的行動を繰り返している。
こうした脅威に対し、わが国独自の努力、日米同盟強化という観点から、更なる対策が必要。弾道ミサイル防衛のための地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の早期導入や、大量のミサイルを発射して敵艦隊を寄せ付けない「飽和攻撃」の能力を持つことで、紛争を抑止できる。
今後は陸海空に宇宙、サイバー、電子・電磁を加えた6つの領域で戦争が始まり、陸海空の領域に行く前に、宇宙、サイバー、電子・電磁で戦争が終わる時代に入った。
新時代の戦いに対する防衛力を持てば、わが国への攻撃を抑止できる。次の「防衛計画の大綱」の中で議論すべきだ。
(産経ニュース)
岩田元陸将を「デスラー総統」と呼んでいる自衛官もいた。
どういう意味かは想像に任せますが、陸上自衛隊には未だに影響力を強くもっていると聴く。
陸自の新しい制服を紫色にするなんて話も岩田元陸将の提案というからね。
陸幕長から統幕長へはしばらく出ていない。
岩田元陸幕長は運がなかったのかもね・・・。