さっき、アメンバー限定記事で同じ与那国駐屯地記事で沿岸艦隊の思い出話でかなり毒を吐いてしまった。
毒の吐いてない記事も書かないといけないね。
昔なら国境守備隊ってところなんだろうけれど、戦闘部隊じゃないので「監視隊」がしっくりくる。
いざという時にどう対処するのか、陸海空自衛隊の拠点となれば良いのだが。
地対艦ミサイルや地対空ミサイルも配備して欲しいものだ。
以下産経ニュースより転載
陸上自衛隊が与那国島への沿岸監視隊の配備により南西防衛強化に大きな一歩を踏み出した。
東シナ海での中国の脅威は拡大しており、安全保障関連法の施行とともに、沖縄県の離島で抑止力を高める意義は大きいといえる。
宮古・石垣両島には陸自の実戦部隊を配備する計画があり、その足がかりにもなるが、課題も多い。
沿岸監視隊は対ロシア警戒で北海道に2つ配置しており、与那国島は3つ目。
監視隊は国境近くに配置され、陸自幹部は「中国ににらみを利かせるため、与那国島に部隊を置くことは当然の措置だ」と指摘する。
監視隊は地上レーダーで数十キロ先までの主に海域を警戒し、レーダーが艦艇を探知すれば隊員が高性能双眼鏡で種別を確認する。
与那国島の北方約150キロには尖閣諸島(同県石垣市)があり、中国公船の領海侵入が後を絶たず、それらが与那国島周辺に接近すれば探知できるようになる。
陸自では「何もない所に部隊は展開させにくい」というのが常識だ。
国境の島に駐屯地という拠点を置く重要性も大きい。
監視隊は実戦部隊ではないが、有事の際、拠点となる駐屯地があれば部隊や装備を即座に緊急展開させることが可能となる。
自衛隊誘致を主導してきた与那国町の糸数健一議長は、島が昨年9月に記録的な台風被害を受けたことや人口減を念頭に「160人の隊員が常駐すれば災害時に心強く、島の活性化や経済効果も期待できる」と話す。
宮古・石垣両島への部隊配備にもつなげ「離島を防衛できる態勢を整えてほしい」とも強調する。
陸自は宮古・石垣両島に有事で初動対処にあたる警備部隊と地対空・地対艦ミサイルを配備する方針。
鹿児島県の奄美大島にも同様の部隊を置き、これらがそろえば当面の南西シフトは完了する。
ただ、課題もある。与那国島の港は水深が浅く大型艦艇は接岸できず、実戦部隊を送り込むにはホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)での輸送も必要で、訓練により上陸方法を確認しておくことが欠かせない。
南西諸島全体で本土からの増援を含めた部隊をだれがどのように指揮するかも定まっていない。
陸自の洋上目標捕捉システムでは地対艦ミサイルの射程を生かし切れず、より遠方にいる敵艦艇の位置を把握できる海・空自との情報共有も不可欠。
訓練と検証を重ね、実効的な態勢を整えていくことが求められる。(半沢尚久)
(産経ニュース)
沿岸監視隊は少数精鋭部隊であって欲しい。
そして陸海空自衛隊の統合作戦が円滑にゆくよう協同訓練して欲しいね。