空母と呼んではダメですか  | 戦車のブログ

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産経ニュースの論説委員乾正人氏のコラム。

中国はなんだかんだ言って日本が気になり、そして日本を仮想敵国として「日本には空母がある」と煽り、「だから中国も空母を幾つも建造しなければならない」と中国人民を納得させる。

中国の憲法の話は笑ったね、共産主義国はどこの国でも憲法なんて嘘だらけだ。

以下産経ニュースより転載




 ついに日本が「空母」を再び保有した。と、あの番組を見た中国人の多くは感じたかもしれない。




 中国国営のテレビ局CCTVが、「准空母」とテロップで紹介したのは、先月就役した海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」だった。



 就役前夜、たまたま上海にいた。チャンネルをCCTVにあわせていたのだが、午後9時半からのニュース番組トップで「いずも」を扱っていたのに驚いた。



番組では、今夏に試験飛行が予定されている先進技術実証機「心神」の話題とあわせて日本のテレビ局よりも手厚く特集していた。



 確かに「いずも」は全長248メートル、基準排水量1万9500トンと護衛艦では最も大きい。


艦首から艦尾までを貫く甲板を備えており、見た目は航空母艦そのもの。




 しかし、離着艦できるのは大型ヘリコプターのみで、自衛隊は「いずも」に離着艦できる艦上戦闘機を保有していない。



 しかも航行している船舶に戦闘機が着艦するのは、「赤城」「飛龍」の昔から機器が格段に向上した今も至難の業だ。



高度な技量を要求される艦上戦闘機のパイロットを多数養成するにはカネも時間もかかるし、具体的な計画もない。



 自衛隊の現状をCCTV取材陣は、百も承知の上で「准空母」という少々オーバーな表現を使ったのだろう。



「日本脅威論」を印象づけ、「だから中国も空母が多数必要だ」との世論を醸成しようという意図がみえみえだった。



 彼らに「いずも」は空母でなく、日本には平和憲法があり、防衛相は「攻撃型空母は保有できない」と国会で答弁している云々(うんぬん)、といくら説明してもムダである。




 中国には諸民族の平等を高らかにうたい、言論・出版・集会の自由はもちろん、信仰の自由さえ保障した憲法がある(電話盗聴やネット監視が日常茶飯事になっているといわれる彼(か)の国では信じがたいことではあるが、憲法では通信の秘密も保障されている)。



 先日、中国の知人に「素晴らしい憲法をお持ちですね」と言ったら「嫌みにもほどがある」と怒られた。



彼らは自国でも他国でも憲法を床の間の置物とすら思わず、幻想も抱いていない。



 日本は中国と対抗するため平和憲法を隠れみのに米国との軍事同盟を強化し、自衛隊を増強している、と中国指導層は認識している。




だからこそ、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題がこじれているのを奇貨とし、日本の首相とは通り一遍の話しかしない習近平国家主席が沖縄県知事とはじっくり会談するのである。




 ならば開き直って、日本でも「いずも」を軽空母と呼称し、運用も抜本的に見直してはどうか。



この国では、旧軍時代から全滅を玉砕、敗退を転進、戦後も戦車を特車と言い換えてきた。



むろん、さまざまな事情があってのことだが、内向けには良くても外向けには通用しない。



 「いずも」に航空自衛隊の戦闘機が離着艦できるようになれば、抑止力はいや増す。



まあ、その前に海自と空自の風通しをよくするのが先決だが。(論説委員)


(産経ニュース)




中国なんて憲法には縛られていないどころか真逆なことばかり。


信教の自由も言論の自由もない。


だから日本の憲法第九条なんて信じないんだね。


見た目で決め付ける、「日本に空母がある」とね。



この辺は南京事件と同じで幾ら説明しても無駄だ、それは国是で南京事件の真実なんて全く関係なく「南京事件はあった」のであって、日本が護衛艦「いずも」が空母ではないと言っても、中国にとって護衛艦いずもは空母でならなくてはならないのだろう。


そんな国だということを忘れてはならない。