3年前のしこうの楽しみ -3ページ目

3年前のしこうの楽しみ

ブログの説明を入力します。

これまた少し前の話題です。
とはいえ出版の件ほどではありません。
4月の終盤だったと記憶しています。
 

念願だったことというのでしょうか。
一般的にはそういう表現になるでしょう。
タイミングを逸してできていなかったことを実現したのは確かです
 

それを念頭に家を設計したのはありました。
すでに1年半近く経っているのにできていなかったことです。
だから設備を生かせていなかったとも解釈できます。
 

しかし主観的にそこまでの感慨があるわけではありませんでした。
しかるべき時期が来たという程度の気分でした。
実際には思い出したようなものでもあります。
 

そういえばそのためにキッチンの設備を整えたのにやっていなかったと気づいた感覚です。
頭の隅にはずっとあったものの腰が上がらなかったとも言えます。
でも本当のところはそこまでの手間がかかるわけでもありません。
 

ただ意識の上での準備は必要でした。
ともかく生まれて初めて真空調理をしました。
これは低温調理とも言われます。
 

真空パックして低い温度でじっくりと熱を加えていくのです。
メリットは食材の組織を壊さずに加熱できる点です。
当然ながらその分だけ時間がかかります。
 

通常はお肉や魚で行います。
旨みが凝縮されて嫌味も出にくいのです。
調味料と一緒にパックするので味がよく染み込みます。
 

一方で大体お昼くらいに夕食の用意をすることになります。
なのでその予定でいないとできないわけです。
これがずっと先延ばしになっていた主因でした。
 

でもランチと一緒に仕込む気でいれば効率は悪くありません。
同時にできてしまうようなものです。
あとは機械任せです。
 

温度と湿度が設定できるスチームコンベクションに入れて時間を設定するだけです。
ちなみに今回はマグロと野菜をやってみました。
マグロにはターメリックで香りづけして醤油を少し染み込ませるイメージでした。
 

予定通りではありますがあっさりと食べられる印象でした。
野菜は未知でした。
お店で出されたこともありませんしネット上でも勧められていません。
 

理由は単純で組織が壊れないと柔らかくならないのです。
ある意味で実験的なものでした。
それはそれで新たな感性を刺激するものです。
 

合理的に考えれば当たり前ですが生食の食感に火入れした味わいというバランスになりました。
おそらく好みは分かれると推測します。
スティックのような固さだけれど温めた時の甘みがしっかり出てきました。
 

料理の次なる扉が開かれた体験でした。

谷 孝祐
2023.5.19