小胸筋への認識はいかがだったでしょうか。
場所は確認したでしょうか。
ほとんどの人が意識したことのないところだったかもしれません。
その役割への自覚も簡単ではないでしょう。
いうならば陰で支えているような役割です。
ただここが固まっていて不具合が出ることもあります。
巻き肩はその象徴でしょうか。
肩甲骨を前に引っ張ってしまうのです。
前屈みの姿勢で過ごすことが多いと起こりやすいとされるものです
デスクワークやスマートホンの使用など現代的な生活では比較的な
真っ直ぐに立った状態で横から見た時に耳よりも肩の位置が前にき
当然ながら肩こりになりやすくだるくもなりやすいでしょう。
そこから頭痛や集中力の低下につながることもあります。
ひどいと腰痛にまで発展するようです。
加えて肩周りの筋力低下も引き起こすとのことです。
同時にこの状況は呼吸のしにくさにも影響します。
なので人によっては意外に重視した方が良いのかもしれません。
ということでストレッチを行ってみましょう。
まずはシンプルなものです。
四つ這いの姿勢で伸ばす側の腕を横に出して肩を床に近づけます。
この時に反対側の腕は肘を曲げて顔をそちらに向けます。
例えば右側を伸ばすなら右腕を右の方に出していって右肩を床に近
同時に左肘を曲げてそこに顔を向けます。
あくまで右肩を床に近づけやすくするためという程度で構いません
そして小胸筋が伸びていくのを感じます。
伸ばしている側の脇の下から肋骨の横あたりに意識を向けます。
適度にストレッチできるまでゆっくり姿勢を維持しましょう。
分からなければ30秒から1分程度は行うようにします。
とはいえどこか別の場所に痛みが出るようでしたら無理は禁物です
他にはテニスボールや同程度の球体を使う方法もあります。
単純に小胸筋のあたりに押し当てながら転がすだけです。
床に置いたボールの上にうつ伏せになってこのあたりを転がすとよ
いずれにせよストレッチしてみることで知覚力が高まることもある
終わった後に意外に肩周りがスッキリしたり呼吸がしやすくなった
谷 孝祐
2021.9.19