能力を生かすエッセンス188 | 3年前のしこうの楽しみ

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脊柱起立筋への知覚力は高まってきたでしょうか。
腸肋筋と棘筋がとらえられば概ね完了とも言えるかもしれません。
外側と内側の軸に意識が合わせられるわけです。
 

これは体の構造を高度に認知できる状態と考えられます。
結果的に背中に対する感性が高まります。
いうならば前面と似たレベルになるイメージです。
 

当然ながら背後を察知することも容易になります。
後ろに目があるような雰囲気でしょうか。
実際に見えずともそのくらい影響するわけです。
 

もちろんそれは不安を減らすことにもつながります。
自分の後ろ側が分かればそれだけ安心感が増えるものです。
つまり心理的にも大きな変化につながるわけです。
 

ということで想像以上に重視した方が良いポイントなのかもしれません。
気になる人はフォーカスを強めていきましょう。
さて最後に最長筋です。
 

これまでの2つに比べると地味かもしれません。
それらの中間に位置するものです。
その意味でさらに補強するような性質とも推測します。
 

ちなみにここも3つの部位からなります。
頭最長筋と頸最長筋そして胸最長筋です。
名前の通りで大体の場所は予想がつきそうです。
 

とはいえそこまで分解して自覚する必要もないでしょう。
他と同様に長い一本として軸がとらえられれば十分です。
ここまで知覚できると脊柱起立筋全体が軸ではなく面になるかもしれません。
 

要するに背後に対するより確実な感覚になります。
もちろんそれだけではありません。
腰痛の大きな原因にここが関わっていることもあります。
 

少なくとも脊柱起立筋全体のどこかに原因があることは少なくないようです。
なので自分でとらえられればセルフケアも可能になります。
当然ながら姿勢へのモニタリングも正確になります。
 

こうなると良い姿勢を取ることの方が当たり前になってくるでしょう。
しかもそれは観念的に縛られた形ではなく主体的なものです。
結果的にバランス感覚にも関係することでしょう。
 

とにかく起きていれば負荷がかかっているところです。
だからこそ無自覚になりやすいのでしょうが体を良い状態に保つためにケアしていきたいものです。

谷 孝祐
2021.7.11