無理しない山歩きの結果 | 3年前のしこうの楽しみ

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無事に下山しました。
2日間の行程でした。
初日は朝7:00過ぎにスタートしました。
 

天候で川が増水していたことから当初のルートを変更しました。
沢沿いではなく尾根を登っていくことにしたのです。
これによって時間的には短縮になりました。
 

ただ北アルプス3大急登に選ばれている場所でした。
久々にしてはいきなりハードなわけです。
ちなみに今回の個人的なテーマは丁寧さでした。
 

毎歩グラウンディングを意識するとも言えます。
先を急ぐよりも一歩一歩を大切にしたわけです。
しかし入りはイマイチでした。
 

やはり感覚がズレていたのでしょう。
足を置く場所が思った通りにいっていない印象でした。
それでもしばらくしたら勘が戻ってきました。
 

淡々と休憩なしで一気に稜線までいきました。
体力が落ちていたのかなかなかの疲労感でした。
ただ後から思い返せば高山病気味だったのかもしれません。
 

水を飲んでいる量が少なかったのです。
初めての体感でしたがなんとかマネジメントしながら歩きました。
でもこれは収穫だったとも言えるかもしれません。
 

全行程で歩行時間中は1.5リットル以下でした。
昔は1日に2リットルが目安だったところからすると何かの効率が変わったのかもしれません。
そこまで暑くなかったことや雨に降られたことも関係しています。
 

しかしそれだけというよりも歩き方に起因する部分があったように感じます。
丁寧さが今まで以上に無理しない状況を作って水分を欲しなかったのだと推測します。
これは食事についても同様でした。
 

潜在意識がそれを察知していたのかそもそも行動食(おやつの類)を準備していませんでした。
以前だったら黒糖が必須だったのです。
もちろん山小屋や下山後は十分に水分補給しましたし食事もちゃんと摂りました。
 

そう考えると休憩時間も短かったと自覚します。
1日目は昼食入れて30分で2日目は食事せずに下山したので15分弱でした。
ほとんど歩き続けていたようなものです。
 

いわゆる山岳修行に近づいたのかもしれません。
でもその裏側には山脈の静謐さもあった気がします。
人がほとんど入っていないとここまで美しいのかと畏怖の念を持つほどでした。
 

忘れていた何かを受け取った気がしました。
写真は晴れ間がやっと覗いてきた時の風景です。


谷 孝祐
2020.7.17