能力を生かすエッセンス147 | 3年前のしこうの楽しみ

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ブランド牛と国産牛の違いについていかがだったでしょうか。
意外に感じた人もいたことでしょう。
国産といえば日本生まれの日本育ちというイメージだったかもしれません。
 

なかなか言葉のままといかないものです。
とはいえ食品の表示についてはよくある傾向かもしれません。
ある一定の基準を満たせば表記できるのが通常です。
 

だからこそ正確なことを知っていきたいものでしょう。
これは自分の食べるものを意識することが自己肯定にもつながるためです。
それは能力発揮のベースを整えてくれます。
 

ということで丁寧に向き合っていきたいものです。
そんなわけで引き続き牛肉の話題です。
輸入牛についてです。
 

その中でも特に注目しておきたいのは米国です。
ちなみにEUは1989年から原則的に輸入禁止となっているようです。
食の安全性という観点ではEUはかなり意識が高いと思われます。
 

一方で日本では関税引き下げにより安価で手に入る傾向がこれから進みそうです。
必然的に消費量も増えるかもしれません。
問題視されているのはホルモン剤の投与についてです。
 

これは成長を早めるためであり生産性を高めるためでしょう。
基本的には緑の革命と同様の発想と考えられます。
日本では国産牛にはその投与を禁止していますが輸入牛については禁止されていません。
 

危険性としてはホルモン依存性がんと言われています。
実際に専門医によって研究され学会で発表もされているようです。
米国牛には女性ホルモンの一種であるエストロゲンが国産牛に比べて非常に多く含まれるとのことです。
 

ちなみにこの点については本国の消費者も避ける傾向が出てきているようです。
安全性への意識からか有機牛肉の人気が高まっているらしいです。
もちろんそれは有機飼料を使うだけでなくホルモン剤投与も禁止しています。
 

EUでもそういったものであれば輸入可能とのことです。
同様にグラスフェッドビーフも人気のようです。
元来食べている牧草を食べて育つ牛です。
 

とはいえこちらは同時に有機であることも多いようです。
こうなってくると推測されるのはホルモン剤使用の牛肉の行方でしょう。
余り物が食の安全性に比較的無頓着な日本にやってくるとも考えられなくはありません。

谷 孝祐
2020.7.12