能力を生かすエッセンス141 | 3年前のしこうの楽しみ

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自然な食材への意識は高まってきているでしょうか。
もちろん元々それを取り入れている人もいたことでしょう。
でも再確認することでより質が高まることも考えられます。
 

食卓にのぼる頻度が増えたかもしれません。
もしくはその分野に対する先入観が軽減したかもしれません。
確かに以前は手に入りにくい物でした。
 

しかし今はネットで手に入ります。
「自然栽培」で検索すればそれなりにサイトが見つかります。
年々それは増えてきているように思います。
 

とはいえ使い勝手はまちまちです。
どうしてもすぐに発送といかないところも多いです。
当然ながら季節のものになります。
 

年中同じものがあるわけではありません。
欲しいものが売り切れてしまうこともあります。
争奪戦とまではいかないものの供給量が限られているわけです。
 

加えて土や虫がついていることもあります。
しかもそれは珍しいことでもないかもしれません。
そのため処理に少しだけ時間が必要だったりします。
 

味わいも多少は個体差があります。
場合によっては少し元気がないこともあるでしょう。
売れ残っていて保管されている期間が長いとそういうことも起きます。
 

実際にどんなものがくるかは届かないと分からない性質があるのはデメリットかもしれません。
レシピにそって必要な食材を揃えることは容易ではありません。
むしろある物でうまく調理することが求められます。
 

要は扱いにくさがデメリットとも言えます。
そういうのが嫌な人が多いから規格品のような食材が流通するようになった背景もあるでしょう。
結果的に無個性な本来の味を備えていないものが一般化したわけです。
 

生産性向上と消費者ニーズがマッチしたからこそ現状があるとも言えるわけです。
ただそれらは両立しにくいものです。
扱いやすさと自然さは相反すると考えられるわけです。
 

この意味でどちらを優先したいのか個々の価値観になってしまいます。
とはいえインスタントになればそれだけ自分の本来の力を発揮できなくなります。
ということで能力を生かしたければある程度は便利さを手放さざるを得ないと考えられます。
 

科学的にこれが検証されたわけではないでしょうが食は命をいただく行為であることを考えれば推測はできます。
それを通じて本来の感性を取り戻していきたいものです。

谷 孝祐
2020.5.31