足首への知覚はいかがでしょうか。
回してみて何かの実感は得られたでしょうか。
固まっていることに気づいた人もいたことでしょう。
うまく動かない部分を自覚した人もいたでしょう。
逆に可動域が思ったより大きかったということもあるかもしれません。
この動きはちょっとしたリフレッシュにも有効です。
デスクワークの合間などに取り入れると気分転換になるかもしれません。
意外に連動する部分も多いのでちょこちょこ取り入れたいところです。
では次にいきましょう。
下肢についてです。
具体的には膝下から足首上までの部分です。
もしかしたらここはほぼ無意識の人もいるのかもしれません。
関節部ではないのでより認識しにくい可能性はあります。
実質的に膝と足首の位置関係で状況が決まってくる場所です。
なのでここを動かすという発想は生まれにくい可能性があるわけです。
ということでだからこそ想定外な効果を発揮するかもしれません。
注意したことのない部位に意識を向けるためです。
とはいえできることもそこまで多くはありません。
動かすというより単に認識するだけになります。
ちなみにここで一番とらえたいのは傾きです。
足にどのような角度で乗っかっているのかということです。
O脚であれば外側にX脚であれば内側に傾いているわけです。
そこまででないにしてもどのくらいの角度かをキャッチしてみましょう。
鏡で見てみても良いと思います。
とにかく自覚しようとすることが重要です。
もちろん理想は綺麗にまっすぐ乗っかっていることです。
それだと足首や膝の負担が少なくてすみます。
これは体重が足裏にダイレクトに乗っかるためです。
そうすると結果的に上半身もリラックスしやすくなります。
無意識的に負荷を軽減しようと肩がこわばることもあるものです。
しかしいきなり改善を目指すのも考えものです。
良くない状態の原因が特定しにくいのです。
無理に力をかければ逆効果の可能性もあります。
そんなわけで自覚するだけに留めておきましょう。
そうであっても長期的には改善への方向づけになっていくものです。
谷 孝祐
2018.12.23