足裏感覚から話題は否定感へと展開してきました。
とういうことでフォーカスが少しズレたかもしれません。
否定感があれば足裏に意識が向きにくいというところからでした。
確かに感じようとすれば嫌な感覚もあるものです。
それが否定感を刺激するということでした。
とはいえ目的は感じられるようになることです。
現時点では否定の改善を目論んでいるわけでもありません。
そちらの深掘りも意味がありますがこれまでの流れからは脱線していきます。
なのでこれは将来的なテーマとして話の筋を戻しましょう。
ちなみにこのベクトルに入っていった理由は痛みなどを許容する必要があるというところからでした。
ここに立ち戻ってもう少し技術論に進んでいこうと思います。
感じる心算ができている前提で何を行うと良いのかという方向性です。
ただ結局は感じられれば何でもアリなのは事実です。
しかし指針があった方が取り組みやすくなることもあるものです。
その見地でここから扱っていくことにします。
裸足で歩くことについては以前にも触れたと記憶しています。
そんなわけでこの次の段階というイメージです。
前提が完了していよいよ本題というところかもしれません。
いよいよ体全体にも関係してきます。
テーマは荷重です。
足裏のどこに体の重みがかかっているのかをキャッチするのです。
もちろんこれは人によって異なることでしょう。
ある人はカカト荷重かもしれません。
またある人はつま先荷重かもしれません。
母指球に強い力がかかっている人もいることでしょう。
もしかしたら足の外側の小指からカカトのラインという人もいるかもしれません。
土踏まずへの重みが強くてそれが潰れてしまっていることもありそうです。
いわゆる扁平足です。
どうであれこれに自覚を持つわけです。
まずは何が正しいかということを気にする必要はありません。
現状認識が最重要です。
足裏の地面に押し付けられている度合いが強い部分がどこか感じてみましょう。
これは身体感覚を高めるための前提になると考えられます。
谷 孝祐
2018.6.24