流れというものは面白いものです。
そんなことを感じる出来事がありました。
それは飛行機に乗った時のことでした。
時間があったので機内オーディオプログラムにどんなのがあるか意識が向きました。
これすら珍しいことかもしれません。
ここ最近はやるべきことが優先されていました。
なので聴くとしても決まりきったところしかチェックしないのです。
クラシックのカテゴリーを見て気に入ったのがあればかけるくらいです。
しかしこの時は何となく開いたこともないような部分を見てみました。
ヒーリングミュージックだったでしょうか。
ちゃんとは覚えていませんがいわゆるイージーリスニング系統だったと思います。
確か脳に効くモーツァルトなるものもありました。
一体どんなものかとかけてみましたがどうも性分に合わない雰囲気でした。
やはり同じ曲でも風合いが違うのです。
表面的というか聞きやすいというかという印象でした。
予想通りではありましたが期待外れという気分になりました。
ところが一通りチェックしていくと合唱がありました。
ポップスの名曲のカバーとでも言うのでしょうか。
これも普段だったら興味を持つような類ではありません。
ただリスタートかのように7月に再び合唱と関わることになったこともありひとまず再生してみたのでした。
最初の曲が花は咲くでした。
何かのつながりでしょうか。
エジプトのフィナーレでみんなで歌ったものです。
そのための参考にいくつか聴いてはいましたがそれらを超えていました。
アレンジやハーモニーの付け方がなかなか良いのです。
この曲がポップスだったのかどうか疑問に感じつつ奇遇にも楽しめたのでした。
それがきっかけになったのでしょう。
全7曲だった気がしますが通して聴いてしまいました。
正直なところこれは初めてのことです。
そして今後のインスパイアにもなりました。
お陰で指導への前向き度と主体性が上がりそうです。
立ち位置が違えば受け取りも変わってくるものだと実感したのでした。
谷 孝祐
2018.5.25 3:05